- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344426108
作品紹介・あらすじ
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。時間の使い方は、そのままいのちの使い方です。自らが咲く努力を忘れてはなりません。雨の日、風の日、どうしても咲けないときは根を下へ下へと伸ばしましょう。次に咲く花がより大きく、美しいものとなるように。心迷うすべての人へ向けた、国民的ベストセラー。
感想・レビュー・書評
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年の始めにいつも読んでいます。
著者の渡辺和子さんは、ノートルダム清心学園の理事長を務められた方。
30代半ばで思いがけず学長に任命されました。
いまだかつて経験の無い学校運営に悪戦苦闘の日々の中、気がつけばなぜか孤立した状態に。
その時、1人の宣教師の方がある一つの詩を手渡してくれたそうです。
目に飛び込んできた言葉は、Bloom where god has planted you。
「置かれた場所で咲きなさい」
周りの理解が無いので全てが上手くいかず不幸なのだと思っていた渡辺さんは、まず自分から周りを理解することから始めました。
すると次第に状況が良くなっていき、自分は幸せなのだと思えるようになっていったそうです。
置かれた場所とは花が咲くよう努力する場所であり、決して不毛の地ではなかったのです。
私の本棚の一番手に取りやすい場所が定位置であるこの本は、今が好調でも不調でも気持ちのもっていき方を考えさせてくれます。
少し前に渡辺さんは天に召されましたが、お言葉はこれからもずっと大切にしていきたいと思っています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パラパラと楽に読める。
境遇は変えられないが生き方は変えられる。
これから頭に残りそうな言葉。
読んで良かった。そしてまた何かに迷った時は
開くであろう本になりました。 -
不平を言う前に自分から動く
信頼は98% 後の2%は相手が間違った時の許しのために取っておく
人は不完全 それなのに100パーセント信頼するから許せなくなる
人の命も、ものも、両手でいただきなさい
丁寧に生きる
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苦労されてきた方が、残された本とのことで、説得力と心を打つものがありました。国民的ベストセラーであることに納得しました。
再びたちあがって、新しくたちむかっていこうと考えさせられました。 -
購入本。
内容、文庫版後書き、追悼文、全て良かった。
確かに書を変えて同じことを何度も書いていらっしゃるけれど、読むたびに心の海に凪が訪れ、こころの空が柔和に晴れる。 -
神様に置かれた場所で咲きなさい。
自分が変わる
自分との闘い
根を下へ下へ
ほほえみ
2%の余地 間違ったときのための許しに
98%の信頼
愛の人でありたい -
朝読書で読んでいました。
毎日、少しずつ。
気持ちも、落ち着いて一日過ごすことができました。
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伝えたいことは各時々での心の持ちようを変えてみることで意識が変わるって感じだと思われる。。たぶん
作者が岡山のノートルダム聖心の学長らしい。 -
一つ一つが丁寧で心を温まる作品だと思います。
『働くことはすばらしい。しかし、仕事の奴隷になってはいけない』
はっとさせられました。心にゆとりがないと自分も他人もいたわれないと。
働いている自分だけを考え、周りが見えていないのではないか?
『委ねるということは、人に感謝するとともに、自分自身に責任を持つと言う事』委ねるということは相手を信頼しなければならない。しかし、『信頼は98%。あとの2%は相手が間違ったときの許しのために取っておく』この世に完璧な人などいないってこと。もちろん自分も完璧ではない、だから2%が必要でなんだと納得した。
本当に心温まる内容で何度も読みたくなる作品だと思います。歳を重ねれば重ねるほどしっくりくる作品です。