金継ぎの家 あたたかなしずくたち (幻冬舎文庫)

著者 : ほしおさなえ

• 幻冬舎 (2019年10月9日発売)

感想・レビュー・書評

[奏さんの感想 · 2021年1月8日]

sg
興味深い。

[the-snow-queenさんの感想 · 2020年12月8日]

★1.5

[hosinotukiさんの感想 · 2020年8月10日]

祖母のやっている金継ぎを手伝ううちに漆に興味を持った高校生の真緒．祖母の実家が塗師だったことや祖母の大切にしている飛騨春慶の紅春慶のかんざしに纏わる思いなどを知って祖母とその過去を探す旅に出る．二人の大事にし合う心や物に読みながら癒されていく．伝統工芸の持つ力強さをそこに感じた．

[Pippiさんの感想 · 2020年6月16日]

どんどん読み進めたいけど、味わって読みたい素敵な話だった

[etoileさんの感想 · 2020年5月28日]

金継ぎ自体は知っていたけれど、漆が湿気を吸って固まるから梅雨時期のほうが適しているというのは驚き。
何事もそうだけど、今の当たり前を支えているのはトライ＆エラーを繰り返してきた先人の知恵の結晶なんだなぁと改めて感じる。

[ミントさんの感想 · 2020年3月18日]

漆に関わる仕事を通して、縦へ横へとあたたかく「繋がる」物語。ストーリーも文章も丁寧で素敵です。
高山にも大子にも、改めて行ってみたくなりました。我ながら影響されやすいなーと思います（笑）。

[Ellie さんの感想 · 2020年3月1日]

金継ぎの魅力が、おばあちゃんの人生の深みと共に描かれる。

金継ぎに興味があったので、金継ぎのやり方や、完成まで半年以上かかること、漆の生産地がどんどん減っていることなどがとても興味深かった。

[海さんの感想 · 2020年2月16日]

金継ぎのように家族や過去の縁が繋がって行く話で、暖かく柔らかい。
手で何か作り上げる事も、食器も好きなので金継ぎ良いなぁ素敵だなぁと強く思いました。実物を見てみたい。

[フェルトさんの感想 · 2020年2月5日]

お仕事のことを、いつも上手に書かれる方ですね。今回も金継ぎの仕事が丁寧に描かれていました。ちょっと興味が湧きます。

おばあちゃんの娘時代を辿る旅、人と人の繋がりが素敵でした。

[nanadeutschlandさんの感想 · 2020年1月18日]

「金継ぎ」という職業を題材に、祖母の千絵、娘の結子、孫の奈緒の3人の視点から、現在と戦後の女性の働き方・生き方を旨く表現しているお話だなと思った。
高山で暮らしていた頃の、かんざしに閉じ込めていた千絵の想いが、高山で思いを辿ることで外に出て来て、その想いが、地味なんだけど、特に印象がある訳ではないんだけど、凄く美しく描写されているように感じて、きれいな想い出を辿る物語だったなと、少し胸が熱くなりました。

著者プロフィール

1964年東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年から刊行された「活版印刷三日月堂」シリーズが話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気となる。主な作品に「菓子屋横丁月光荘」シリーズ、『三ノ池植物園標本室（上・下）』など。

「2021年 『東京のぼる坂くだる坂』 で使われていた紹介文から引用しています。」