Ruin-傷- (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
4.20
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本棚登録 : 133
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344814615

感想・レビュー・書評

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  • 隻眼の侯爵×秘書

    幼いころに助けてもらった恩人でもあるライオネスに対し、すべてをかけて尽くしていた。しかし、彼は同性の恋人を得て幸せそうに暮らし始めた。そこでやっと自分の恋心に気付くも時はすでに遅く、嫉妬からその恋人を傷つけてしまう。狂い始める歯車、うまくいかない仕事。そしてやけになって飲み歩き、襲われかかったときに山賊のような大男に助けられた……。

    タイトル通りというかタイトル以上に痛いです。
    自傷シーンがまあ多いから(身体的にも精神的にも)正直気持ちが沈んでるときに読んではいけない。←読んで沈んだ。
    唯一の慰めは白いもふもふ。

    個人的に母親のアレっぷりがイラつきポイント1位でした。
    ruin―緑の日々―に続きますので、できれば一緒に購入をおすすめします。
    表紙で結末を察してほしい(でも痛い)

  • 再読。泣けるって分かって読む本はすごくはかどる。身食いの主人公大好き。

  • (あらすじ)
    幼い頃に親友のライオネルに救われ、身も心も尽くしていたカレスは、
    彼に同性の恋人ができたことで、初めて自分の想いに気づく。
    遅すぎた恋の自覚に苦しみながら、懸命に彼の片腕としてカレスは政務に励んでいた。
    だがある夜、胸の痛みに耐えかねて酒場に出向いたカレスは、
    暴漢に絡まれたところを山賊のような男・ガルドランに助けられる。
    カレスは酔った勢いで抱かれ、肉体を責められるその行為に奇妙な慰めを見出すが…。
    『光の螺旋』シリーズ第三弾。


    (感想)
    ガルドラン(公爵)×カレス(秘書長官)

    泣きすぎて瞼が痛いし~っ(><)

    ただ、好きになっただけ…
    それに気づくのが、遅すぎただけ…

    その気持ちに気づかずに、無意識に傷つけてるライオネル。
    ライオネルの側にはすでに別の人物が。
    その少年を一番に想うのは当たり前のこと。

    でもその裏で傷ついてるカレルが痛すぎる~

    そこにガルドランの存在。

    カレルの事を一番に考えられないくせに
    自分の元から連れ去ろうとするガルドランに嫉妬するところは
    本当にムカツク野郎で!!
    (もっと言ってやれガルドラン!!)

    カレルもそんなライオネルの為に体まで張って…
    最終的には記憶まで無くして、言葉も無くして…
    本当にムカツク野郎だライオネル(●`□´●)

    ガルドラン、本当に本当にカレルを幸せにしてやってくれよう!!

  • 六青さんのは大体私のツボにドンピシャ!なのだけど、これは凄い。
    きました。本当に。
    前提になっているほうの話の同人誌を読んで号泣しまくったのもよく覚えています。
    こちらのカプの同人誌は持っていないので、続きが気になります…!!
    早く、早く続きを〜〜!!

    蠱蟲の虜の続きも待っているんですが…!!

  • 初出 
    ruin-傷-――2002年2月 同人誌掲載作を大幅改稿 
    ruin-林檎とどんぐり-――書き下ろし

    「光の螺旋」シリーズ第3弾。2段組でボリュームたっぷりの作品。
    ようやく続編「緑の日々」も発売!
    兄弟同然に育ってきた初恋相手への報われない片想いに苦しみ、次第に心の均衡を失っていく青年の話。
    タイトル通り傷を負うシーンがあちこちにありますが、心の苦しみを誤魔化す為に…という感じなので
    本人があまり痛がる様子が続かなかったり、痛がらなかったりなのと、
    僕的に残虐と思えるまでの行為が無かったことから、その辺は結構平気でした。
    最初から後半まで主人公が追い詰められっぱなしで酷い話だとは思いますが(笑)
    主人公に感情移入すると本当にずーっとぼろぼろ泣きっぱなしになる作品です(;_;)
    元々この作品の元になった話の方を先に読んでいたので、思いをよせられていることにまっっったく気が付かない彼についても嫌いじゃないんですが、こうして別の視点で読んでみると…鈍いっていうのも結構罪だなぁと…
    恋愛作品に恋のライバルの登場は日常茶飯事ですが、恋破れたライバルへの見方もちょっと変わるかも。
    まあ、ここまで思いつめていくキャラはそうそうあちこちには登場しないと思いますが。

  • 同人誌で初めて読んだときも涙が溢れましたが、ストーリーを重々承知していてもやっぱり泣けます。
    改稿されて更に深みが出た…というか、リオも、統治面ではちゃんと「できる子」だったのだと知りました(ごめんなさい;)
    互いがためらいがちに差し伸べた手を繋ぎ合わせるまで、もう一歩。続編の商業化も楽しみですv

  • オススメ!

  • 今回の話を読んで、痛い話(精神的にも肉体的にも)を
    書かせたら本当に一番な作家さんだと思った。
    途中から、かわいそうすぎて涙が止まらなかった…。

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