Fly me to the Moon (幻冬舎ルチル文庫 ゆ 1-11)
- 幻冬舎コミックス (2009年3月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344816077
感想・レビュー・書評
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「大人っぽさ」と「子供っぽさ」が混在している悠。大人にならなければいけなかった事情を考えると、安易に誉められないけれど、やっぱり周りのことを考えられるのは誉めたくなる。でも、自分が迷惑をかけていないかを心配してしまうのはちょっと悲しい。自分が大切にされている。ということより、必要とされていることの方が悠にとっては重要なのかも。
すれ違いはあるけれど、悠と浅羽がお互いのことを大切にしているのは間違いないから、楽しく暮らして欲しいな。と思った。 -
天涯孤独な少年・悠は、中学卒業と同時に、おじの家を出て、コンビニでアルバイトをしながら一人で生活をしていた。
そんなある日、ぼーっとしていた悠の前に一台の車が飛び込んでくる。
それに乗っていたのは弁護士の浅羽で、彼はやせ細った悠を心配して、週に1回ご飯を食べに連れて行ってくれるようになる。
寂しさや辛いことも受け入れ、一人慎ましく暮らしてた悠だったが、次第に浅羽の優しさに触れて、彼に惹かれていく。
という話でした。
ちょっと世間知らずだけれども、一生懸命で、自分を曲げない悠は、挿絵と相まって本当にふわふわしていてかわいい。
誰でもぎゅって保護したくなるような雰囲気。
そして、浅羽はそういう悠を一生懸命なところが本当にかわいいです。
一生懸命でかわいい小さい男の子をちゃんとした大人が一生懸命守ろうとするけど、うまくいかないこともありながら二人で頑張る話。
優しい甘い話なので、穏やかなBLをご希望の方にはオススメします。 -
評判通りの健気受でした。おまけに年齢が16歳と未成年なので、大人な攻との組み合わせに漂う犯罪臭にも期待していましたが、残念ながらその辺の葛藤はあっさり目。でも受の健気さは特筆もので、幸せになるまで胸が引き絞られるようになること必至です。受の純粋でいたいけな部分に、攻と同じようにクラクラしつつそのいじらしさに萌える話。お伽話のような温かさを感じるお話でした。
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天涯孤独の少年・悠は、偶然知り合った弁護士・浅羽と週に1回一緒に食事をする約束をしていた。彼を好きになってしまう悠だが…。
出版社より -
なにしろ可愛いからなぁ受けが。
大事に思うあまり距離を置いてみたり目隠しをしたり・・・受けが可愛いからといってそれはかわいそう過ぎるだろうよ、攻め様よw
16にしたらちょっと純粋無垢過ぎる気もしないわけではないが、この雰囲気は大好き。
ただ、
読んでる途中でプリンやらチョコやらココアやらやたらと甘いものが欲しくなるのが難点の本w -
★2.0。受の浮世離れしたピュア描写とこれでもかという可哀相描写に白けてしまい、全く物語に入り込めず残念。有り得ないだろ〜と…合わなかったようです。攻も肝心な時にヘタレなのが残念。
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20代にしては達観しすぎている弁護士さま…受けちゃんがあまりに子供なせいなのでしょうか。挿絵のせいもあり、幼過ぎるので仕方ないのか、という感じではありますが。可愛いというより可哀想が先にたつのですがやっぱり読み返すから☆が4つです