スペアの恋 (幻冬舎ルチル文庫 し 1-8)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344821194

感想・レビュー・書評

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  • ★5にするか迷った。
    息子の孝太がよかった。将来は息子と三角関係になるのではと今から心配!

  • あとがきが最悪。
    あんなこと書かなくてもいいのに。

    「キャラクターの名前をAやBで8割まで書き進めた」
    「某人物の認識が「コレ誰?」に成り果てた」

    こんな打ち明け話を読者にする意味ありますか?

    読み終えたときに
    いちばん最初に目に入ってくる文章がこれってことを
    よく考えたほうがいい。
    中にはキャラクターをすごく好きになってくれた人もいるだろうし
    いい名前だって思った人もいるかもしれない。

    それに、
    重要なのは名前が被る被らないよりも
    そのキャラクターにその名前が合ってるかとか、
    名前に気持ちがこもってるかじゃないのか。

    そもそも作家の全作品持ってる人なんてそういない。
    名前が被ってることなんて多くの読者は気づかない。

    「人名事典の購入を検討しようかと思います……」なんて書いてる暇あったら買えばいいのに。

    あとがきの内容から、この作家さんのプロ意識を疑う。

  •  在宅勤務のSE・槙原俊は、飲まず食わず寝ずで行った仕事明け、玄関を出るなりその場で倒れてしまう。
     気がつくと、アパートの隣人・渡辺研一とその息子・孝太の家で介抱されていた。

     俊は、研一に感謝するが、研一の態度は冷たく、その印象は最悪だった。
     しかしなぜか孝太は俊に懐いてしまう。

     俊が倒れたのはどうやら、風邪だったようで、それから三日間寝付いてしまった俊の下へ、孝太は毎日「お見舞い」と称して、自分のおやつだと思われるお菓子を持ってくる。

     やがて、すっかり風邪もよくなった俊だったが、相変わらず孝太は俊に懐いたまま。
     公園やアパートの庭などで俊を見かけるたびに、駆け寄って纏わりついてくる。
     最初はそれを鬱陶しく思っていた俊だったが、次第にそんな孝太を憎からず思うようになる。

     そんなある日、公園で孝太の叫び声を聞いた俊が駆けつけてみると、そこでは俊の「母親」と名乗る人物が孝太を連れ去ろうとしていた。
     咄嗟に孝太を守ろうとした俊だったが、そのことから怪我をしてしまう。
     そして、それがきっかけで研一と孝太の過去を知ることになってしまう。
     それは、研一の元妻が、浮気の際に、孝太を車に置き去りにして孝太が死にかけたという大変なもので、そのことにより孝太は、知らない人間のことを基本的には受け入れられなくなってしまっているのだという。
     おまけに、そのタイミングで、孝太が一番懐いているベビーシッターが、長期に療養することになってしまい、その際にしばらく孝太を預かってほしいと頼まれる。
     最初はためらった俊だったが、状況を聞き、研一の気持ちが変わらないのだと知ると、孝太を預かることにする。

     すると、必然的に研一との仲も縮まっていって……

     という話でした。
     実は、俊にはこれ以外にも、頻繁に住居を変えないといけない理由が他にあって。
     それは、昔付き合って、今も別れてくれない恋人の束縛ってやつで。
     俊は何度か別れようとして、その度に転居もするのだけれど、結局別れきれなくて元鞘というのを繰り返していて、でも今度という今度は。
     その恋人が、別の女と結婚するけど、これからも関係を継続しようと言ってくるから、本気で別れようとしていて。
     でも、元恋人の罠は巧妙で、また元通りになるのかなー……となりそうだったところ、研一の存在に何とか思いとどまらされるという感じで……。

     それでようやく本当の自分の気持ちに気がついた俊は、けれど、自分の気持ちが絶望的なものであることを、これまでの経験で勝手に決め付けていて。
     また、ほどよいところで、研一の前から姿を消してしまう……。

     まぁ、最後は当然ハッピーエンドですけど。
     なんというか、意外と重たいものを二人ともが背負っていて。
     また、子どもを間に挟んだやり取りがかわいくて、かわいくて。
     素敵な話だと思いました。

     前もこの作者さんの話素敵だと思った記憶があるので、この作者さんはきっと素敵な話を書く人なんでしょうね。

  • 子供が可愛い!!
    子供を介して惹かれあう攻めと受けがとてもよかった。攻めの子供なんだけど、受けと子供のやりとりが可愛かった。
    ちょっと切なくてでもあったかい話。攻め視点の話も良かった。椎崎さんの攻め視点の話が凄く好きなので、今回も大満足。

  • 当て馬のひとがものすごく気持ち悪かったです。

  • ん~いつもの椎崎さんだなw渡辺さんからの愛のオーラが少なすぎて、最後の短編での説明でしかわからなかった…。子供の話メインで二人の恋は置き去り気味だったので残念。伸也ぶっとんでた!もっと執着してからんでくるのかと思いきや、案外あっさりw

  • 隣人、会社員・渡辺研一×在宅勤務SE・槙原俊(すぐる)

    PTSDを持つ研一の息子・孝太に懐かれた俊には、距離を置いているが、自分を都合のいいスペアの様に扱う恋人・金森伸也がいる。

    二人の関係が近くなるのに、不自然でない事件や出来事が起こるのが、違和感を抱かせず物語に入らせてくれる。
    俊を慕う孝太が好ましく、子どもらしい健気さがいい。
    なかなか本気で伸也を振り切れない俊にはイラつきもするが、その自分を押し出さない部分が、孝太を惹きつけたらしい。
    伸也の執着は怖いと云うか気色悪い。きっと彼は精神的に未熟なのでしょう。
    伸也との関係がはっきり切れるのと、研一への思いを自覚するのが、ほぼ同時期なのが少し好みでないけれど、楽しみました。

  • 読了!椎崎さんの本はツボなのが多いな(´ω`*)

  • 椎崎さんの作品に出てくる無口で堅実な攻めが大好きです。
    今回もそうでした。

    そして、こーた最高☆
    こーたの発言は全部ひらがな表記。
    それがまたカワイイ!
    マジやばかったです。

    「上書きの恋」の1ページ目には爆笑!!
    こーたと俊の姿が目に浮かぶようでなんとも微笑ましく読ませてもらいました。

    俊が31才という設定なのがちょっとビックリですが、
    大人の恋の話が好きな私にはとってもイイ感じでした。

  • ついつい買っちゃう子持ちモノ
    この作品は、攻めに子供がいるver.です
    攻めの子がめちゃめちゃ可愛くて和みました
    全体的に、エロは薄めで、恋愛に至るまでの過程がメインです
    ホロリとくるシーンもあり、攻めの子もガッツリ登場するので、子持ちモノ好きな方はおすすめです

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