千年恋空 ―ずっと好きな君へ― (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.92
  • (5)
  • (4)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 48
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344841529

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 千年という永い月日、恋を温めて想い続けた雷神の天
    千年という永い年月、恋を成就させるために転生を繰り返した陰陽の仙助(頼久)

    天と頼久の覚悟と想い、お互いに強く相手を思う気持ちがありながらも千年のすれ違う想いは、痛々しいくらい清らかで切なくて熱い素敵な恋です。
    空模様を編み物のように、天が一生懸命想いを込めて編む表現が凄く可愛いくて、思わず美しい朝焼け夕焼けを思い浮かべたり、仙助が千年の転生期間、人に転生したのがわすが6回だった苦しさや記憶が戻った仙助の狂おしい想いに涙したり、心震える素敵なお話でした!
    電子はイラストが無かったのが残念です

  • この題名、そして雨月夜道さんのお話で・・・これは泣かされるだろうなぁ、と
    思いながら手に取ったら案の定・・・
    題名にある通り、長い長い恋のお話です。
    せつなさも、あたたかさも、健気さも満載で、
    途中からずっとハンカチが手放せませんでした。
    作者さん曰く、仙助は「やりたい放題のフリーダム野郎」(あとがきより)ですが、
    そこにはファンタジーだからこその良さと、
    天への愛が詰まっていました。
    ふたりのお互いを想う愛情の深さが心に沁みました。癒しの1冊です。

  • ★3.5終盤でなるほどと思いました。そこまでが長い道のり。

  • 転生ものは苦手だけれどこれは、壮大すぎて、しかも奥が深くてとっても良かったし、泣けたわ~。攻の想いがたまらんかった!

  • 最初は天とわたげとけだまがほわほわと可愛らしく読み進めてましたが、次第に重くシリアスになっていって、胸が痛かったです。仙助の一千年に渡る転生があまりに壮絶で言葉を失いました。自分を一番に見てくれなくても側に居たいとずっと待ち続けた天と、徐々に記憶を取り戻し最後には同じ結論に至る仙助たちの願いが成就して本当によかった。なにより天が仙助の想いを受け取って自信を持てるようになったラストにうるっとさせられました。短編で仙助たちの心情も知ることができてよかった。
    羊雲妖獣の毛を編んで空に流すとか、イワシ雲ライダーとか発想がおもしろくて好きです。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

4月14日生まれのAB型。広島人。第66回花丸新人賞選考にて『プライスレス・ライフ』が選外佳作入選。花丸文庫「恋愛小説は書けない」にてデビュー。

「2019年 『白狼さまの恋ぐすり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

雨月夜道の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×