- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344979529
作品紹介・あらすじ
今、受験に対する考え方を見直すべき時期にきている。2021年に現在の大学入試制度は大きく変わり、社会で求められる能力や知識も様変わりし、「受験知識」だけでは通用しなくなるからだ。10年後の社会で「メシが食える大人になる」ために必要なのは「逆境力」「根拠なき自信」「異質との出合いを楽しむ心」である。そんな大人に育てるための秘訣は、小学生時代の育て方にあった。
感想・レビュー・書評
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長男の中学受験はしないことにほぼ決めたが、その決断の後押しが欲しくて図書館で目にとまったこの本を読んでみた。
息子の場合は強制的に中学受験をさせても親子でストレスがたまるだけなので、息子の意思を尊重してしないつもりでいる。
しかし、夫も私も地方公立組で、現在は首都圏在住で周りに受験する子が多く迷いもあり、中学受験についてはいくつか本を読み話し合いもしてきた。
この本を読んで、私立でも公立でもできる子はできるしできない子はできない、結局はその子次第であり、子供を信じて高校受験頑張ってもらうのでいいと思えた。
あと、最後の方には書いてあった、公立の方が「なんとなくできちゃった感」を何度も味わうことができてそれが自己肯定感につながる、という説には自分の経験も合わせて妙に納得しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夫婦共にオール国公立で旧帝で中受とは無縁、金をかけた教育は特段ないため子供達の教育も同程度でいいのでは?と思う心と、いやいや昨今の受験事情や将来の仕事は違うのだから中受を視野に動かないといけないのでは?と思う心で訳わかんなくなり最近調べつつあります。この本はタイトルの通り過熱しつつある中受への警鐘的な内容で公立の多様性や子供のあと伸び力への信頼を強調している。中受をすることで勉強の型がつくことはメリット、先取りの効果は小3から小4くらいまで、ただし子供の適性も見極めて小6の夏に撤退することも視野に入れることなどが記載。でも小6の夏の撤退判断めっちゃ難しくないか?塾も止めるだろうし。自分の場合は半強制的にしぬほどやった中学部活の影響が確かに後々役立ったし自分の芯になったことも事実。長い勉強期間だと息切れしていた可能性もある。そういう経験も重視しつつ、ただできるだけ中学レベルから進学の選択肢は複数考えておきたい。小6の夏に撤退できるかどうかは分からんけど。。
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いわゆる「公立派」として、中学受験に対して、もやもやしていたものを感じていたが、そのリスクや公立の良さなど、自分ではなかなか言語化できないでいたので、きっちりと、しかもご自身の経験に基づいて書ききってもらい、とても感銘を受けた。
「異質との出会い」というのがキーワードだと思う。 -
2018/4/11
中学受験とは?と調べ始めたところだったので、とても参考になった。
早熟で、勝ち気、生活習慣にスピード感がある。
そして、主体性があり、長い時間机に向かうことができ、人の話をきちんと聞くことができる。
中学受験向きな子の特徴、まさに長女かも。
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公立を賛美する訳ではないと書いているが、確かに困難に立ち向かうタイミング、12歳と15歳の差異はあり、子供のパーソナリティーに合わせて考えるべきというのは同意。
ただし、公立は異質に触れることとに価値ごあるのは理解したが、学区によってはマイナスの同質による悪影響があると思う。
どちらにしても、公立もトップ高を念頭 -
我が子を大手中学受験塾に入れたものの、大量の課題に追われる日々。このレールから降りる勇気も無く、まるで信仰宗教にハマってしまったかの様。
悶々と過ごしている中、偶然この本に出会い、公立中学に進んで骨太な人間性を構築することも一理あるなと考えさせられた。
こちらの著者は非常にバランス感覚に優れた方だと感じた。 -
なかなかどうして家庭教育における重要な姿勢が列記されていて関心。
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良くあるお受験ママへの注意をまとめた本。総括してしまえば、ありふれた注意事項。個々の内容にはなるほどと思えるとこもあるけど、全体としてはあまり得られるものはなかったかな。
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妥当な内容かと。
「危ない」とあるので、どんだけ過激なことが書かれているのかなと思いましたが、復習の大事さや部活(体をうごかすこと)への参加等が書かれていて、普通に読めました。
最初に「今の小学6年生以下の子供たちは大学受験が変わる世代」と書かれていましたが、受験勉強は基本が大事ということなんでしょう。 -
本屋の立ち読みでさらっと読むで十分。