考えないヒント: アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書 こ 2-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980068

作品紹介・あらすじ

いつも一つのことだけに集中する、すぐビジネスに結びつける、締切は必ず守る、思いついたことは必ずメモする、オンとオフはしっかり分ける…では、突き抜けたアイデアは生まれない。ガチガチ頭で考えることをやめれば、ひらめきは必ずやってくる。数々の人気テレビ番組を手がけ、スランプ知らず、ストレス知らずで「アイデア」を仕事にしてきたクリエイターが、20年のキャリアをとおして確信した、逆転の発想法。

感想・レビュー・書評

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  • ヒントえるために
    アイデアの種(経験)を多く持つことが大切であるという
    持ち続けることで(アイデア間で)化学反応が起こる
    偶然力を鍛えることも大切である
    (セレンディピティのことだと思うのだが)

    一人で全部する必要はなく
    伝えてもらえる体制を作ることが必要である

  • どうせなら、楽しく過ごしたい、どうせなら、誰かに満足を与えたい、どうせなら、幸せに過ごしたい・・・。 人生を楽しく、充実させる為の”ヒント”がちりばめられた本のような気がします。 ちょっと、つまらないな、ついてないな、なんて、少しばかり毎日が楽しくない方、読んで見ると、自分の幸せに気がつく事が出来る・・・カモです。 初めて知った言葉 閾(いき) → 刺激の連続的変化に対して,その知覚や判断のあり方が突然転換する限界。 その時の刺激の最小値を閾値という。

  • 小山薫堂さんになりたい自分としては刺激を受けた。

    人生に対する姿勢、仕事に対する考え方、偶然をどうつなげていくか。

    人とのつながりを大切にしている方だな、と思った。

    「人生は良いようにしかならない。」
    薫堂さんのお父さんもすてきな方です。

  • アイディアの生み出し方というのが、いかに個人的なものかというのがよくわかる。人との出会いだったり、単なる偶然だったり、とにかくどこかへ出かけてみたり、そんなことからアイディアが生まれるのだ。ハウツーではなくエッセイ風な書き方だけれど、読んでみればとても参考になることばかりだった。

  • 自分ならこうする、という「勝手にテコ入れ習慣」という発想がおもしろかった。

  • 2006年の刊行。小山薫堂さんのいろいろなお仕事が紹介されていて面白かったが、中でも日光金谷ホテルの名刺活用の話は印象的だった。

  • 筆者の名前は至るところで見かけていた。ラジオ、雑誌、テレビ…と思えば図書館の新書棚にも。
    とにかく好奇心旺盛な方なんだと思う。常に興味をもち、いろんなモノに触手をのばす。
    確かに考える前に実行。
    偶然に関してはとても共感できたし、自分が選択したのが一番ベストだということ。ポジティブに行こう。

  • ・凝り固まった思考が解される
    ・この本自体が会社紹介になっている
    →良い採用広報媒体

  • 著作のキャラクターと考え方、そして話の展開が面白い。大切なのは、常に自分ならどうする、それと、日々の経験をアイデアのタネとして持ち、それらを來るべき時に花咲かせる。日々の行動を少し工夫する事がアイデアの源泉となる!

  • 常に、自分ならこうするなと考えることは大切だと思った。
    仕事に対しても、言われたことをただやるのではなく、何をプライオリティとしてやるのかを考えれば路頭に迷うことはなさそう。
    本を読んでいても、メモしなくちゃ!覚えていなくちゃ!なんて思ってたけど、いいものは確かにメモしなくても心に残るなあ。そういうのに出会に行くことが大切。

  • T図書館
    ピネッティ社の大判ノートと細長いノート高くて良質のノートを使うと、自然に良いアイデアを出さなきゃという気持ちになる
    64アイデアは経験の化学反応から生まれると思っている
    色々なことを経験して沢山の生身の人に会うことが一番大切

    アイデアの種
    日常、新聞で見たことでも何でもいい
    アイデアの種とアイディアそのものとは違うアイデアの種は将来何かに育つ可能性がある

  • 具体的で小手先的なアイディアの出し方、というわけではなく、アイディアを出す生き方、考え方の本。
    いつどんな形で収穫できるか、または芽吹かないかはわからないが、アイディアの種を色々なところに植えておく。というのは面白い。日常と違うところに行って、色々な人に会う。面白いと思ったことをやる。
    その仕事は誰のためになるのか考える。
    そうやって生きながらも「下積み」期間についても大事だという考えもまた興味深い。

  • アイデアは、考えて出てくるというより、偶発的に降ってくるのかな。真剣に考えず、リラックスして構えて、偶発の連鎖を待つ感じ。そのためには、日頃から、いろんなことに好奇心を持ち、考え巡らしておくことは必要。著者本人は考えているというより、妄想している感じなのかも。

  • 「考えないヒント」とかいうワードがネットで気になって図書館で借りた。

    アイデアは日常に合って呼吸するように得られる、考えない、とかいう本だったと思う。出だしは。

    ただ、何だろう、頭に入らない。
    共感できたのは「考えるのはただなので考えて楽しもう」だったか。

    大沢食堂の極辛カレーの話はちょっと興味を引いた。

  • 名刺のアイデアには脱帽。本当に皆が生き生きと輝ける企画で素晴らしい!
    バースデーサプライズのアイデアも素敵で、大成功のくだりでは思わずニヤッとしてしまった。
    肩の力が抜けた感じでいながら常にオン。仕事の自由度に制約はあるものの、可能な範囲で私も仕事に遊び心を入れていきたいなと思った。

  • 著者が日々色々考えていることがよく分かる。改善案やどうすればよくなるか。こういうトレーニングを積んでいるとのこと。
    第三者の目線は強力な武器である。

    一つのことをしていてもダメである。
    アイデアは情報のインプットが必要。ただインターネットだけではく、経験や人と会うことが大切。
    プライベートでも一所懸命考える。何か面白いことないかな。と考え続けている。

    著者の新しい仕事を始める条件
    1.誰もやっていない。
    2.誰かを幸せにする。
    3.自分にとって面白い。
    また、名刺になる仕事。とお金をいただく仕事。を考えている。これは自分には新たな気付き。

    偶然や寄り道、何が役に立つかはその時は分からない。

    仕事の目的をはっきりさせる。つまり、最終地点が見えているか。ということ。
    仕事のプライオリティは常に入れ替わることを理解しておく。

    勤め人にも参考になる話。そして、大学生頃の気持ちを思い出させてくれた。

  •  小山薫堂さんが、自分の経験に基づいて、アイデアが生まれた過程を書いた本。内容は軽めなので読みやすい。

    「何のためにその仕事をするのか、目的をはっきりさせることが大事。そのミッションで一番大切なことをまず見極めて、それを成就させるためにどうすればいいかを自分なりにつかむ。いいアイデアというものは、その上になりたつものだと思います。」とのこと。

     また「成果主義ではなく、相手を楽しませようとする方が良いアイデアが生まれる。」何かを経験した時に、「自分だったら、こうするのに…」を勝手にアイデアを考えることも効果的。

     >「ここをこうやったらもっとよくなるのに」と感じることは、何か発想したり思いついたりするのに、一番いいモチベーションになる…確かに、私も、そう感じることが少なくありませんので、それをメモしたりして自分にフィードバックしたいと思います。

     小山薫堂さんは、「ありとあらゆる仕事について、どうすればもっとよくなるか、考えている。」とのことです。組織の中にいると、考えても行動に移しにくいですが、少なくとも自分でコントロールできることは、カイゼンしたいものですね。

  • 発想力、アイデア力へのバイブルとなった。
    日常をいかに楽しむか、日常からいかに考えるか。
    考えることは苦痛だったけど、楽しみになったし、なんなら生きることがもっと楽しみになってきた。

  • これは最近読んだ中で一番素敵な本。

    何がそんなに自分の心をとらえたのだろう。
    たぶん、目のつけどころが自分のそれと被る部分があって、共感出来たのが大きい。だから、「ああ、自分もこの人のように楽しく人生を送れるのかもな…」とワクワクしながら読めた。

    あとは、論理を捏ね回すところは全く無く、小山さんの感性がそのまま内容(彼の仕事や価値観)として立ち上がっていた。だから最近別の本の影響でサイエンスとアートのバランスに悩んでいる自分には、「考えすぎなくて良いよ」と気分を楽にさせてくれた。

    こういうアーティストとかクリエイターとかの考え方を学んで、しなやかに生きられるようにしたい。

  • 企画やアイデアを仕事とする人にとってのマインドセットになる一冊。心に残るフレーズは、メモしておきたい。

  • 『考えないヒント』というわりには、
    序盤のように「勝手にテコ入れトレーニング」といって、要は勝手に"考えましょう"と謳っているのには違和感があるし。
    また、あんまり方法論を伝えることなく、ご自分のいままでの仕事がいかに優れているか紹介しているのがメインなので、そこもやや違和感がある。

    ただし、「一つのことだけやっていてはダメ」として、一見関係のないモノや人をつなぐとアイディアになるというのは、そのとおりだと共感。
    いつも同じようなところから刺激を受けているのでなく、「いろいろなところから思いもよらない刺激を受けていたほうがよい」というのも同じく共感。

    そのほか、アイデア帳を持ち歩こうとか、マーケティングでなく皮膚感覚による「偶然力」による仕事とか、
    アイディアを話してもらえる(譲ってもらえる)人間関係を築こう、というのも印象に残った。

    読み易くて、一見読み終わっても学びが大きくなさそうでいて、意外に心にしみわたっている内容が多かったと後で気づかされた、そんな珍しい一冊。

  • それは誰を幸せにするのか ― 何かを表現する時に一番大事な視点だと思う。自己主張だけなモノは誰にも届かない。

  • 「当事者は「だめだ、だめだ」と頭を抱えていても、第三者から見たら「どうしてこんなことに気がつかないんだろう、すごくもったいないなあ」と思うことってたくさんありますよね。同じように、自分を第三者の立場においてみると、つまずいている原因がちっぽけなことだと気づくとか、いいアイデアが浮かぶことが多い」(48)

  • 「勉強って、何のためにやるんですか?」
    こういう質問に対して、著者の小山薫堂氏ならこう答えるだろう。
    「そんなこと考えずに、楽しんじゃえばいいんだよ。」

    何処で何時役立つかなんて、わからない。
    そんなことを考えないで、感じること・考えることを楽しんじゃえ。

    「考えない」のは目的。

  • うーん。
    一人の仕事への取り組み方、考え方。
    参考になるところもあれば、ならないところもあり。

  • うーん、サクサク読んだが、あまり響かなかったかなぁ。自分だったらどうするか?という視点を常に持つのは参考になりそう。だけど、疲れそう。
    2017.3.15

  • どうしたら日常が面白くなるか。

  • 読んでいてわくわくします。
    どこからでも読めます。
    こういう本が好きです。

  • 神様にフェイントをかける。常に面白い発想を追い求めるクリエーターの哲学満載の一冊。

  • 小山さんの本を初めて読みました。

    普段から「自分だったら、こうするのには」という目線で物事を捉えるクセがアイデアを作る習慣、という本。
    色々されている企画の話も出てくるのですが、結局何をしているのかわからない、という印象。きっと面白い事をしているのでは、と思うですが、レストランしたりホテル改装したり、TV番組作ったり。
    ただ内容には、その企画組み立てシーンは多いもののそこからのマネタイズ面についてはほぼなし。

    この方がどのように生計を立てているかは不明のまま。
    以下抜粋
    --------------------------------
    ・自分が家を作るなら、3畳ほどの書斎でいい。
    発想の量や質と環境の広さは比例しない
    ・偶然力
    ・銭湯通い
    ・お金で叶えられる夢なら叶えたほうがいい。
    (26歳でポルシェ)

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著者プロフィール

一九六四年、熊本県生まれ。初の映画脚本となる「おくりびと」が、第八十一回米アカデミー賞外国語映画賞をはじめ、国内外問わず数々の賞を受賞。ご当地キャラクターブームを牽引した「くまモン」の生みの親でもある。映画「湯道」では、企画・脚本を担当。

「2022年 『湯道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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