マネーロンダリング入門: 国際金融詐欺からテロ資金まで (幻冬舎新書 た 1-1)
- 幻冬舎 (2006年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344980099
感想・レビュー・書評
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0612
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とても分かりやすく読み応えがある本でした。
まさにゴルゴ13の世界!
「マネーロンダリング 実践」
でないかなぁ
まぁたくさんお金を持っていてそれをどうしようっていう人がすることだから関係ないけど -
多分、ほとんど著書は読んでいる橘玲さんの本です。
損をすると言っても実際にデメリットを得るというより
機会損失的にデメリットを得るというものかもしれない。
もっと良い方法があってそれをやらないのは十分デメリット。
中身は実際にマネーロンダリングの仕方について
方法?、方法?のように書いてあるわけではなくて
前半はここで書いたマネーロンダリングの事件を詳しく解説している本で
中身は大分被っていて、むしろこっちの方が中身としては詳しく書かれています。
ちょっと興味深かったのがテロマネーがどのように動いているか
特にビンラディンがテロ活動家としてだけでなく
アンダーグラウンドのマネーロンダリングシステムの歪みを
利用してテロのお金を調達していたプロセスが記載されていました。
もちろん、マネーロンダリングというか合法な節税の仕方も書いてあって
例えば、相続税は被相続人が5年以上国外に居住していれば
免除される形式となっていて、仕事によっては意外に難しくないとか。
ちなみに、相続税は生きている間に固定資産税などの財産についての
税をとられているにも関わらず、それを引き渡すときにまで
税をかけるのは正当性があるのか議論になっているようです。
実際にスエーデン、イタリア、オーストラリア、カナダといったOECD諸国
では相続税は廃止されているようですし、アメリカでも議論
に挙がっているようです。
税金の正当性なんてあまり考えた事なかったので良いチャンス。
今度なんか本でも読んでみよう。
特ダネの小倉さん曰く税金は「取られる」ものでいはなく「納める」もの
らしいですが、どうもリバタリアンな自分としては「取られる」感覚が強いように
思われます。
ところで、この前部室で話していたのが引越しをするときに起こる
デメリット(めんどくささ、人間関係、職場)などを
一切無視したときに実際に引越しするかどうか
つまり引越しをしたときにメリット=デメリットのときに
引越しをするかどうかという事だったのですが
結局、自分も含めて多くの人が引越しをしないという結論に至りました。
理由は無い。特に無いんです。
右はなぜ右なのかと同じくらい理由はないんです。
ちなみに、自分は日本という国に将来固執して生きるつもりはなくて
もっと住みやすい国があったら移住するのも悪くないと考えています。
日本は良い国で母国としてすばらしいと思っているけれど
別に一生住まなくても良い。 -
巧妙ですね。
でもお金の流れを敏感に把握できるセンスは身に付けたいっす。 -
僕にはできません。
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マネーロンダリングの事件や歴史が広く浅く上手くまとまっていて読みやすかった。
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橘玲の著作
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マネーロンダリング(資金洗浄)について簡素に解説した本。
小説ちっくに書いてある1章や、冗長な解説がやや多い。
面白かったのは、
アメリカが北朝鮮を金融制裁するためにバンコ・デルタ・アジアとアメリカとの金融取引を禁じた事に関する説明。
なぜ、アメリカ嫌いの中国が何も言わないのかと思っていたが、その理由が分かった。金融の仕組みをあまり知らなかったのでそのキッカケとしてはよかった。
国家間の金融取引というものを知ることで金融ビジネスの理解が深まるかもしれない。 -
百鬼夜行な国際金融の世界が描かれており、とても刺激的。1億ドルが消え去ったカシオ事件をはじめとした実例など、最近起こった金融犯罪を事例を元に国際金融の暗部が紹介されている。前半で紹介されている最近の事例に対して後半のやや古い事例は参考文献からのまとめ的な内容でちょっと残念ではあるものの、プライベートバンクの虚実もストレートに書かれていてとてもタメになります。
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(2007/11/28読了)
いやいや、こんな世界があるのね!(目から鱗)という感じ。お金持ちって世界にはたくさんいるのーねー。大金が毎日世界中を動いているのーねー。大変興味深い世界でした。安月給の庶民には関係ない世界というか(笑)