- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344980723
感想・レビュー・書評
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続けるってことについて学んだ
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司法試験の受験指導をしている伊藤真氏の、仕事・勉強で成功する王道である「続ける力」について書かれた本。
なかなか何事も続かないので読んでみた。
・「例外」を「原則」=「習慣」にすると続けられる
これはいろんな本で書かれているけど、本当にそうだな。
・ゆっくり急げ、他人と比べても意味がない
ラテン語で「フェスティナ・レンテ」というらしい。人にはそれぞれタイミングや能力の差があるけれど、続けてるうちは「負け」はない。だから他人と比べず、ゆっくり急ぐのが重要
・「ひとつダメなら、全部ダメ」と思わない
「部分的な問題を全体視しない」「短期的な問題を永続化しない」
これは!まさに今の状況!少し体調が悪くて滅入ってしまうけど、全部悪いわけじゃないし、永遠に続くわけではないんだ。この言葉は刻んでおきたい。
・スランプの自分に「ごほうび」をあげよう
目標を達成した時のごほうびは達成した喜びが一番大きいのだから、努力している証拠のスランプの時期にごほうびをあげることが大事。これもすごく納得。
とてもいい本でした。 -
司法試験等法律資格試験の受験指導校「伊藤塾」の塾長。NHK「仕事学のすすめ」で出演されていたのを観て、切れ味のある話しぶりと、その理念・理論に魅せられ、その後たまたま図書館で著書を見かけて思わず手にとって読み始めた、という一冊。
あの話しぶりそのままの文体で、読みやすいことこの上ない。
この人が言うと「あ、自分にもできるかも知れない」という、変な自信が生まれるというのか、ちょっと強くなった気分になれるのが不思議。
いろいろフックした点があったので「引用」項目がかなりの量になった。 -
わかっちゃいるけどやめられないこともあるのに、
続けられないことも山ほどある。
人生は矛盾と怠慢で構成されているのかもしれません。
そんな自分を打破するためには、
やっぱり調子こいて努力する必要があるのでしょう。
そのためにはできなかったことは忘れるとかってことも必要だし、
ストレス溜まってるならしっかり食べて寝ることも重要だし、
やっぱりある程度休まなきゃ続かないわけですよ。
無理して続ける前に、
努力を継続するための当たり前を確認することができる一冊です。
(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
○重要なのは、スランプをなくすことではなく、
その期間をできるだけ短くすることです。(P.57)
○視野を広げるという意味では、
自分とはまったく違う世界の人と話をすることも、
スランプの克服につながります。
そこで得るものは、「情報」ではなく、「エネルギー」です。(P.65)
○睡眠・食事・ストレス、どれか二つをプラスに(P.68)
○「守」とは、指導者の教えを忠実に守って、
「型」をしっかり身につける段階のことです。
そこで学んだ基本に自分のオリジナルティを加えるのが「破」、
さらに指導者から独立して自分の道を切りひらくのが「離」。
この三つの段階を経て、初めて一人前になることができます。(P.78)
○「いままでの遅れはいったんおしまい。
またここから新たに始めよう」という、オールリセットが必要になります。
仕切り直しのタイミングを意識的に設けることは、
モチベーションの維持という点でも、とても大切なのです。(P.162)
●計画というと、どうしても「すること」ばかりを詰め込んでしまい、
「休み」を入れることには罪悪感を抱きがちです。
(中略)
しかし必ずどこかで限界がきます。(P.115)
●時間は「つくる」のではなく「見つける」もの
(中略)
起きてから寝るまでの自分の一日を、
十五分単位で見直してみることをお勧めします。(P.118)
○よく、「暗記は電車やバスのなかで」と言う人がいます。
コマ切れの時間の使い方としてはとても有効なのですが、
あくまでそれは二回目以降の記憶にあてる場合です。
勉強したことを最初に記憶する一回目の記憶には、集中力がいります。
乗り物のなかはかなりうるさく、
降りる駅などえも気にしていなければならないため、
一回目の記憶には向きません。(P.129)
○過去の蓄積に目を向けることなく、
目先の損得勘定だけで「変革」を続けていけば、
私たちの社会は、ただ迷走と混乱を繰り返すだけではないでしょうか。(P.164-165) -
この本と「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」「痩せるNo.1理論」の3冊で10kgやせた!
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自分にも「続ける力」が欲しい。。。
目次
第1章 「続ける」ことはなぜ難しい?
第2章 「やる気」を続ける技術
第3章 一流になる人の学び続ける技術
第4章 勉強・仕事をやりとげる計画術
第5章 とっておきの記憶術
第6章 ピンチを切り抜け、事業を続ける
第7章 「やりたいこと」をやり続ける人生
第8章 「続ける」ことから「力」が生まれる
この本を読んで共感できるのは、ある程度がんばってて、それなりに何かを続けてる人だと思う。続けてる人が、さらに何かを「続ける」のための本であり、これから何かを続け始めようとする人が読んでも、ちょっと敷居は高い。
続けるのがこれからの人が読むと、やっぱ続けるって大変だなあって思うかも。著者の成功体験をもとに書いてあるので、続けるのを前提に書かれても、なんだか正論を延々と説教されてるように気がする。
たぶん、すでに何かを続けてる人が読めば、きっと励まされるのだろう。自分のように、続ける習慣がまだまだ中途半端な読者にとっては、出来ていない自分を叱られているみたいで、やや耳が痛い。はやく、この本を真っ正面から読めるようになりたいなあ。
続けるには、やっぱり仕組み作り、これが全て。頭では分かっているけど、仕組み作りってエネルギーがいるんだよなあ。活性エネルギーをいかに下げるかにかかっている気がする。楽に続けられる方法がやっぱ一番いいよね。 -
仕事や勉強で続ける力についてコンパクトにその大切さや具体的な行動方法について書かれた本。
動機付けと具体的方法が書かれているので、実践する意欲がわく本でした。
まずは目標を設定して長期・中期・短期の具体的な計画を立てようっと! -
何年も前に買って本棚に入れっぱなしになってましたが、今の自分が興味あるタイトルだったので読みました。
「もうダメだと思うときこそ、ゴールが近い」には大変共感しました。くじけそうな時は最後のもうひと頑張りとしてこの言葉を意識したいと思います。
スラスラ読めていい本でした。 -
イチロー、羽生善治=継続できる情熱を持つことが長い目で見ると一番伸びる。
結果が現れるまでには、退屈で単純なプロセスが存在する=やるべきことを少なくして、退屈さを緩和する=原則になる=習慣になる。
限界だ、と思ったらゴールに近づいていると考える。
モチベーションは意識しなければじりじり下がる=モチベーションの維持とは、上げることではなく、下げ幅を少なくすること。=ちょっと難しいこと、ゲーム化、リセット。
部分的な問題を全体視しない。短期的な問題を永続化して考えない。
新皮質の疲れは5分程度の睡眠でも回復する。
ストレスの疲れは古い皮質にたまり、じっくり眠らないととれない=ストレスをためない。
魅力的に見えるノウハウには近づかない。方法をミスするのではなく、選択をミス怖がって迷い続けて挫折する。
計画は遅れていなくても時期を決めて見直す。
毎日やることを優先順位をつけて書き出す。
時間は時間割、計画は成果でたてる。
勉強は皿回し。
休みも計画する。
反復を計画する。
感動が乏しくなると記憶機能が低下する。
憶えたことを人に話す。
その場で10分記憶する=カードを作った時。
寝る前の10分記憶する。 -
中々ためになる内容だった。モチベーションの下げ幅を小さくするというのは参考になる。ただ、普通の人がこれを読んですぐに続けられるようになるかというと、そうでない人が多いだろう。また、後半は自分のエピソードが長々と書かれており、あまり読む価値がない。