乗るのが怖い: 私のパニック障害克服法 (幻冬舎新書 な 10-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981966

感想・レビュー・書評

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  • 過呼吸で何度か倒れており、さまざまな対処法で
    乗り切っているところです。

    たくさんの書籍を参考にしましたが、
    この本がいっちばん分かりやすかったです!!
    読みやすい、分かりやすい。そしてこのお値段!!
    もっと早く出会いたかった、、、

    長嶋一茂さんがこんなにも苦しんでいたなんて
    全く存じませんでした。

    過呼吸がはじまるところの描写がとてもリアルです。

    大好きな野球を断念する場面、
    芸能活動のお仕事をセーブしたり、
    飛行機や新幹線、トンネル内での苦しみなど、
    すごくよく分かります。

    うんうん頷きながら、泣きそうになりました。

    具体的な対処法も、すとんと腑に落ちました。

    何と言っても、経験者からのアドバイスです。
    パニックで困っているかた、必見です!!

    一茂さんオススメの書籍も紹介されてましたので、
    近々読んでみます。

  • パニック障害とうつ病を克服するまでの実体験。とても分かりやすくリアルに書かれていました。
    これを書くには思い出してしまうだろうし辛かったと思うけど『今辛い思いをしてる人の役に少しでも立てれば』という思いがとても伝わる本だった。

    私自身パニック障害を持っていて、とてもリアルな内容で参考になる事が多かったです。

  • 知人がパニック障害を持っていることを知り、
    どういうものなのか理解をしようと調べているうちに
    この本に辿り着いた。
    テレビで拝見する方が書いている本なので
    頭に入りやすいかも。という軽い気持ちで読み始めたが、
    とんでもなく素晴らしい本だった。

    一茂さん本人の声が聞こえてきそうな、
    語り文章。
    実際の体験談や、具体的な方法や数字。
    すぐに自分でも実行できそうな内容や
    現在の考えに到るまでの本や人との出会い。
    読んでいるうちに、
    この本はパニック障害に不安を抱える人のみならず、
    現代人の全ての人が悩んだ時に参考にできる
    精神や健康の回復方法が書かれている、
    迷わずオススメしたい本である。

    文章や方法の内容からも一茂さんの生真面目さが
    伺えるが、
    タイトル「乗るのが怖い」というのが、
    感動の内容とリンクしていない(苦笑)。
    しかしきっとその表題も、良く見せようと飾らず、
    本人のリアルである体験や辛さが
    簡潔に表された言葉と思いであると解釈した。

    スーパースターすぎる父親を持ち、
    特異な人生を歩んで来たであろう人間が、
    悩み怯えながらも、実直に自分と向き合い
    確かな答え、に辿り着いた一冊。

  • パニック障害に打ち勝つには基本的なモノが重要。孤独と飢えが人間を一番強くするからだ。

  • 自分用メモ

    中村天風「成功の実現」
    病気のことを忘れて楽しめることに没頭する
    自分のからだをほめる、いたわる
    無理のない範囲でできる仕事を
    パニック発作には気分転換、気を紛らわせることが大事
    姿勢をかえたり歩き回ったり場所をかえる
    筋力トレーニングはやりすぎない
    早寝が大事
    「水毒」めまいがある人は水を飲みすぎない方がいい
    家族に百%依存しない、完璧に理解してもらうのは無理

    自分の身体は神様からもらった肉体だと思い
    自分の中の自分と対話し
    自分で自分の身体をいたわること
    なぜなら結局のところ自分の肉体は自分の魂しかほめてくれないから

    心身のけんこうのためには何事もトゥーマッチはだめ
    孤独と飢えが人間を強くする
    調子が悪い時は一日一食
    一日短時間でもいいから自分を孤独にする
    「もっともっと症候群」を抜け出す
    人間は一人で産まれて一人で死ぬ
    断食もおすすめ
    断食のあとどか食いは×一汁一菜がベスト
    断食をするといらないものがどんどんなくなる
    大切なのは足し算ではなくひきざん
    不安をかかえている人の多くは足りないのではなく過剰な何かがある
    できるだけそげおとしてシンプルに生きる
    親鸞「歎異抄」
    人からどう見られようが、勘違いされたまま死んでいく
    だからどう思われようとどうでもいい
    余計な仕事や人間関係はばっさり捨てる
    職場がかわらないなら自分の考えをかえる
    裏切られることになれる
    自分に戻れる場所、初心に帰れる場所を持つ
    人間が生きる目的は幸福感ではなく自分が何者かを知ること

    ネガティブシンキングのすすめ
    自分のネガティブさを正面から認める
    死の恐怖に襲われやすい人はとくに天寿をまっとうした安らかないい死に方をした人の本を読んだり聞いたりして何度もインプットする
    生きることは死ぬこと死ぬことはいきること

    自分はいったい何者なのか
    本当に必要なものはなんなのか
    何が辛くて何に疲れているのか
    その原因は何なのか
    自分は何を最終目的に生きているのか
    一日一回鏡を見て自分の心の正直な声に耳を傾ける

    漢方や東洋医学では体調が悪い時は夜十時前に三日連続して寝る
    朝日をあびて軽く運動
    身体をあたためるものを食べる
    お酒なら日本酒や赤ワイン
    なるべくゆっくりよくかんで食べること
    ゆっくり息を吐いてゆっくり息を吸う
    乗り物恐怖「非常口を調べる」
    乗り物にのったらすぐトイレにいく
    ストレッチやマッサージを毎日する
    股関節・首肩
    丹田開発

    足を直角にまげて両足の裏をしっかり床につけ眼を軽く閉じて
    「自分の足は今宇宙の真ん中とつながっている」とイメージ
    頭の方は「自分はとにかく自然の一部」というイメージ
    へそした三寸といわれる丹田を意識しながらそこから息を吐き出すようにしてゆっくり呼吸
    昼間は太陽にむかってのぼっていくイメージ、夜は海の中に潜っていくイメージを描く
    太陽や海底に自分のその日の嫌な思いも過剰な思いもすべて捨てるイメージを描く


    鏡を使って自己暗示
    鏡を見ながら自分に言い聞かせる
    水周りを綺麗にする
    迷った時は夕方書店に

    ・影武者徳川家康
    気持ちのいい読書をする

    パニック障害は百%自分で直す
    医師や薬に頼る前に自分がどうなりたいかどうあるべきか考える

    元に戻す「食事や生活身体」
    逃げるだけでは自分は変わっていかない
    人のせいにしてばかりいては治らない
    余計な情報は入れない余計な人間関係を持たない
    薬に依存せず、免疫抗体力や自然治癒力を高める
    自分の肉体を自然にかえしてあげること=根治
    宇宙の摂理道理そういうものから外れるほどに人は病気になる
    人間は自然の一部
    自然のある場所にいく
    思い切って休む
    したたかに自分を甘やかす
    だらだらすることも非常に大事
    旅行ではあえてスケジュールを立てないでそこでしかできない見れないことを優先する
    自然と調和
    空・遠くを眺める
    遠くを見ることは孤独力を育てる
    物理的な意味でも、人間関係においてもできるだけ遠くを見る
    オフの日は携帯を切る
    とことんくじけてみる
    何もしたくない時はなにもせず自分をそのままほっぽっておく
    泣きたい時はなく
    やろうと思うこと、守ろうと思うことを書きだす

    「もしも明日死ぬなら今自分に何が必要なのか?」と問うてみる

    本は魂の食べ物
    いい人をやめると楽になる
    逃げるのではなくいかに「しのぐ」が大事
    ずる賢く生きる
    「まぁいいや、だいたいで」

    世界全員を助けられる人はいないが一人の人間も助けられないという道理はない
    生きていく理由もないけど死んでいく理由もない

  • 長嶋一茂氏がこの病気が原因で引退を余儀なくされた事、本気で自殺を考えていた事、重篤なパニック発作発症の経緯など全てを披瀝している姿勢にはただただ感心した。

    親鸞の「歎異抄」の教えから導き出した彼独自の人生哲学も素晴らしい。「人間はそもそも偽善者である」という言葉から、彼は様々なパニック障害を治すための哲学を見出していく過程は素晴らしかった。

    彼は本書でリハビリ法についても数多く触れている。
    ただ同じ病気を抱えた人が彼のリハビリ法を全て実践するのはよくない。
    一茂氏はれっきとした元アスリートであり、体質、思考も人それぞれなのだから。
    まず真似をしてみて、自分に合ったものだけをチョイスして継続すればよいと思う。

長嶋一茂の作品

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