書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982338

感想・レビュー・書評

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  • ブログを書く参考にと手に取った本。口語体の文章なのでスラスラ読めます。段落ごとに作文の問題を設けているので、説明されたことを実際に考えることができます。著者が学生に問いかけた作文や表現も載っているので今までの自分の文章と比較もできてとても役立ちました。

  • う〜ん…「Aを行えばA’となる」的なHowto本っぽさがどうも…

  • 目次
    第1章 記憶を描写してみよう
    1 いい文章とは
    •そもそも文章とは?
    •伝わらないと意味がない
    •独自の内容プラス伝わる表現

    2 何を書けばいいのか
    •「思う」ことより「思い出すこと」
    •状況の再現

    3 描写力をどうつけるか
    •人に報告するつもりで見る
    •事物との関係性の確認

    4 観察力をどう養うか
    •全体から部分、部分から細部を
    •寺田寅彦のぬかりのない人間観察
    •G・オーウェルがとらえた「死刑囚」
    •岸辺一徳をどう描くか

    5 描写と説明の違い
    •説明は必要最小限度に
    •説明だけですませるな

    6 独自の視点で書くには
    •納得/共感/驚き・不思議
    •屁理屈でけっこう
    •「不思議」発見
    •人間って? 生きるって?

    第2章 伝わる文章の秘密

    7 「人プラス物」
    •「人プラス物」で書こう
    •事物に託そう

    8 情景描写の効果
    •ひとコマの生活情景
    •そこに見えてくる心づかい

    9 共感を呼ぶには
    •第一に場面提示
    •人、物、自然との関係を描こう

    10 五感の活用法
    •におい一つにも敏感に
    •5分間、目を閉じてみよう
    •眼で聴き耳で視る文章

    11 感動体験を生かす
    •感動したことは忘れない
    •作文は「あ」のもの

    12 ありふれた表現を避けるには
    •紋切り型と過剰表現
    •「子ども性」を取り戻そう

    13 比喩を生かすには
    •ナゾナゾでつける比喩力
    •豆腐を人にたとえれば
    •ただただ舌を巻く比喩

    14 擬音語と擬態語
    •思い切って発想を転換
    •「さやさや」というオノマトベ

    第3章 そもそも書く手順とは?

    15 箇条書きから始める
    •メモの取り方
    •起・承・転・結の組み立て方
    •文章に行き詰まったときの手立て
    •アイデアはすぐに書き留める

    16 現在・過去・未来の順に書く
    •何事も現在から
    •時の流れがわかるように

    17 書き出しで興味を引くワザ
    •ズバッと書いて興味を引こう
    •気のきいた一文でさっと終わろう

    第4章 文章はこう直す

    18 「思う」「考える」「感じる」を減らそう
    •「思う」と「考える」の違い
    •「思う」「考える」「感じる」を使わない文章

    19 オチでどう変わるか
    •オチは内容次第
    •書きたい話の中にオチはある

    20 テンの打ち方
    •新聞社の『用語集』では
    •「美しい水車小屋の娘」
    •「・・・・・」「?」「!」

    21 推敲の手順
    •もう一人の自分の目で
    •重複表現と同じ言葉の多用
    •役目終了の接続詞、副詞の削除
    •見た目の推敲
    •説明文を間引く
    •文末も要チェック
    •「は」「が」「も」の使い分け

     あとがきに代えて <特別編>文章に手を入れる




    ■ネタは実際に見て、聞いて、体験したことの中にある
    ■まずは書くことを箇条書きで羅列し、番号を振ってみる
    ■「思う」「考える」「感じる」を減らせば文章は引き締まる
    ■句読点「、」「。」の打ち方、助詞「は」「が」「も」の使い分け方
    ■文章に行き詰まったとき、どうするか?
    ■書く順は「現在→過去→未来」でいい

  • 作文を書くにあたって疑問になりそうなことを一問一答方式で応えていく本書。具体例も豊富ですし、要所要所で文章を書きなおしたり空所補充問題が出てくるので実践的でもあります。
    しかし、語り口は平易でありながら内容は高度。読んだだけではとても出来る気がしないですねえ。今の自分にはとても使えないですが、ちょっとずつ上達していきたい。

  • 24-1-23完了

  • 文章の書き方といった本にそういえば触れたことがなかったことを思い出し、購入した1冊。

    読んですぐに実行出来るかは別にして、分かりやすい文章を書くためのエッセンスがよく整理されています。個人的には最後の方にいくほどおもしろくて、「思う」や「感じる」を減らそうというパートや、自分で推敲をしてみるパートが参考になりました。実例も豊富で、工夫次第で単調な文章もいくらでも魅せれるんだなーと実感。

    漢検が受けたくなってきた。

  • 書くことの苦手な私。

    記憶を描写。というのに新たな発見がありました。
    書くことがないと思っていたのは、ただ、書くことから逃げていただけだったと気づきました。


    書いていて、悩んだ時の参考書。

  • 具体的だしすぐ使えるヒントがのっていて良い。作文の課題が多い学生さんにおすすめかもしれない。

    平日は日記に書くことが思いつかないときがあるので読んでみたのだけれど、その即効薬にはならず。わたしの頭の中に、平日夜の時点で残っているものがないのが問題なのだった。

  • 小学生の頃はよく作文を書かされた。
    大人になってからは仕事でメール、書類などで日々、文章を書くが、そこに感情表現や描写は必要なく、今の生活で「作文」を書くことはない。
    久しぶりに「作文」のような文章を書いてみたくなった。

  • 特にいうことなし。
    まああくまで参考程度に。

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著者プロフィール

近藤勝重(こんどうかつしげ)毎日新聞客員編集委員。早稲田大学政治経済学部卒業後の一九六九年、毎日新聞社に入社。論説委員、『サンデー毎日』編集長、夕刊編集長、専門編集委員などを歴任。『毎日新聞』(大阪)の人気企画「近藤流健康川柳」や『サンデー毎日』の「ラブYOU川柳」の選者を務め、選評コラムを書いている。一〇万部突破のベストセラー『書くことが思いつかない人のための文章教室』、『必ず書ける「3つが基本」の文章術』(ともに幻冬舎新書)など著書多数。直木賞作家・桜木紫乃氏に「日本語の師匠」と呼ばれている。長年MBS、TBSラジオの情報番組に出演する一方、早稲田大学大学院政治学研究科のジャーナリズムコースで「文章表現」を担当し、故・高倉健氏も聴講した。MBSラジオ「しあわせの五・七・五」にレギュラー出演中。

「2023年 『60歳からの文章入門 書くことで人生は変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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