未来の稼ぎ方 ビジネス年表2019-2038 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344985179

感想・レビュー・書評

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  • 2019-2038にどういうことが起こるのか、どのようなビジネスが活況になるのかを、大量のデータ・資料を元にして、作者曰く「自分語り」した書籍。

    未来予想は多くの場合は外れるもので、本書もこの通りにはならないでしょうが、インスピレーションとして、とても参考になります。
    少なくとも、誰しもが想像する未来として、「そんなこともあるかもしれないなあ」と思える内容なので、ビジネスシーンで、お客さんと話すこともできるし、新商品のプレゼンストーリーの一部でも使えます。何より、情報を使って未来ストーリーを描くということ、その思考法への参考になりますよね。

    また、本質ではないところですが、2038年の冒頭にあった言葉が印象的でした。
    「激変する数%を考えるよりも、そこそこ変化する残り90%強を考えたほうがいい」
    確かに、しっかり浸透していくことと、浸透していかないことがあり、新しいことに囚われるのではなく、地に足をつけた90%に目を向けるのも大事だと感じました。

  • 2019~2038年の20年について、1年を1節としてさまざまな業界の予想を語った本。
    ある程度、統計データを用いて説得力のある予測も多いのだけど、あとがきで自分語りと書いてあるとおり、中にはちょっと無茶なような気がする未来予測も。少子高齢化で人口は減少するけど、ライブの観客動員数は伸びるの? と思った。
    安倍政権のすすめる6次産業化について、6は1次産業と2次産業と3次産業を掛け合わせたものだから、1×2×3で6と書いてあって、そうだったのかと思った。てっきり足し算で、1+2+3なのかと(と思ったけど、Wikipediaでは足し算と書かれてあった:https://ja.wikipedia.org/wiki/6%E6%AC%A1%E7%94%A3%E6%A5%AD)。
    なお、日本では人口減少となるけど、アフリカでは人口がどんどん増えていくらしい。なので、中国ではアフリカを強く援助していて、親中ともいえるアフリカの国は多いらしい。日本でも安倍政権がアフリカに3兆円規模の投資をしようとしているそうだけど、好感度は良くも悪くもなさそうな感じ。インフラは整ってないそうだけど、意外と携帯電話は普及してるそうだしね。そこでうまく教育やビジネスが進んでいけばいいのだけど。
    後、老人ホームでの話題ナンバーワンは、入居者同士の恋愛話だとか。そういやうちの祖母も、老人ホームで仲いいおじいちゃんがいるなぁ。あれも恋愛感覚なんだろうか。
    それと、世界的に人口が増えていく中、かかせないのは水らしい。水でおおわれてる星なのに、水が足りないという問題になってしまうのはなんとも皮肉な話。海水を真水に安価に変える仕組みが発見できたらノーベル賞級なんだろうけどね。
    そういえば、日本の女性の学力は、世界でもトップクラスなのだとか。だけどなぜか、管理職の比率は低いという。東大卒で専業主婦という話を聞くともったいないと思ってしまう自分(その考え自体、差別的かもしれないけど)。
    人工知能についての話は、著者はPythonを使って自分で機械学習のプログラミングを行ったというのはすごいなと思った。自分はプログラミングの知識はある程度あると思うけど、機械学習のプログラミングまではしたことないので、その行動力は羨ましい。

    • niboshixさん
      アフリカ諸国の囲い込み戦略、日本は中国にどんどんひっくり返されていっているようですね。
      お金を出すだけがすべてではないと思うので、いろいろ知...
      アフリカ諸国の囲い込み戦略、日本は中国にどんどんひっくり返されていっているようですね。
      お金を出すだけがすべてではないと思うので、いろいろ知恵を絞ってなんとか踏ん張って欲しいです。

      水不足は心配ですね…
      水道システムが海外資本に買収されるかもしれない未来を考えると恐怖です。。
      2019/05/07
  • 未来の經濟構造を見るようで楽しい、

  • 今後20年間を予想と書いてあるけれど、あまり具体的な年がどうこうは気にせずにさまざまな業界の今後の様子がわかりやすい文章で書いてあって、ビジネスに役立つというよりは読み物として面白かった。

  • ふむ

  • 「未来の稼ぎ方」はコンサルタントである著者が20の業界の今後について2019年~2038年といった形で、データからいえることや、これから売れそうな商品、ビジネスチャンスを網羅した本になります。
    読んでおりますとそういう点にも目をつけるのかという印象もありました。

  • 一言で感想を言えば「カジュアルなFACTFULNESS」と評したい内容。2038年まで今後起こりうる事象を数値データをもとに様々なテーマごとに掘り下げられています。
    個人的に著者が自分と同様に、日本のアンダーグラウンド音楽やメタルなどを好まれ、音楽ビジネスの変化を語られている章は興味深い。ただしストリーミングビジネスは音楽アーティストにとって決して有益と言えない。コロナ渦において徐々に拡大している、ライブストリーミング市場がもっと認知されてくると良い。

  • いや〜、久々に時間の無駄な事に費やしてしまった。

  • 未来を推測して書いてあるが意外とそこそこ当たっているところもあり。 ただ読むのには時間がかかりすぎた。特に面白いところが無いからか。

  • ●飽和状態のコンビニは、POSの支配から、御用聞きへ。週5日の日替わり弁当を希望する。
    ●インフラの老朽化による点検・補修の軽減ビジネス。また建設業の省力化によるITなどを使ったビジネス。
    ●かつてインドネシアではポカリスエットは売れない商品だった。その後イスラム教徒がラマダン後の渇きを癒す飲み物として意味を変えたら売れ行きは上昇した。地方の小売店にも必ず置かれるような国民飲料となった。
    ●日本の農家はJAに出荷するまでが仕事になっている。消費者や食品加工メーカーのニーズを聞いて生産していない。
    ●世界70億人のうち住所を有しているのは30億人。彼等に荷物を届けるサービス。GPS利用。

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著者プロフィール

未来調達研究所株式会社所属の経営コンサルタント。大学卒業後、メーカーの調達 部門に配属され、調達・購買、原価企画を担当してきたコスト削減、仕入れ等の専門家。日本テレビ「スッキリ」、TBS「篠田麻里子GOOD LIFE LAB」のコメンテーター、ラジオ「オールビジネスニッポン」のMCなどとしても活躍中。

「2020年 『1年仕事がなくても倒産しない経営術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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