京都インクライン物語: 京都百年の計 難工事琵琶湖疏水事業に挑んだ男たちの闘い
- 山海堂 (2002年2月1日発売)
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感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784381014443
作品紹介・あらすじ
琵琶湖の水を京都に導く。京都再生を目指して計画された明治期の一大プロジェクト琵琶湖疏水事業。その難工事に情熱を賭けさせたものは何だったのか。田辺朔郎ら、男たちの熱き情熱を語る長篇小説。
感想・レビュー・書評
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疏水沿いを歩くたびに、これを作った人たちのことに思いを馳せます。
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トンネルに入った時に感じたという、土木技術者としてこそ抱きうる「ロマン」や、それに「社会性」も十分に意識して米国視察からの「電力」化にいたる流れなど、大いなる臨場感をもってこちらに伝わってくる。
「土木」の魅力に満ちた一冊。
本題からそれるが、田辺の義兄が片山東熊だということに驚いた。 -
外国人技術者に頼らなかければならないこの時代に、田辺朔郎を中心に日本人が取り組んだ、琵琶湖から京都へ水を引く疏水に、先人の功績を感じた。。
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南禅寺裏のインクラインに行くたびに、田辺さんのことを思い出します。
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