模倣される日本: 映画、アニメから料理、ファッションまで (祥伝社新書 2)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396110024

感想・レビュー・書評

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  • 38412

  • 新 書 S||361.5||Ham

  • 社会

  • フォトリーディング&高速リーディング。
    なかなか面白かった。

    日本がますます好きになる本。2018/1/30.

    2023/8/20再読。
    すっかり忘れていたので熟読。日本人が日本を見いだすことができない点を指摘しつつもその理由については触れていない。ここら辺を個人的に調べたいと思った。内容自体は抜群。

  • 日本が外国にとってCool(かっこいい)存在である!正に現代版ジャポニズム!確かに日本の異国情緒、武士道ブームなどはそうかも知れません。特に映画について、黒澤明やジブリについて詳しいのは嬉しいですが、彼らだけでなく、いかに広範に日本映画、アニメが外国でブームを呼び、模倣(リメイク)されているのか!シャル・ウィ・ダンスに限らず、「ラスト・サムライ」も黒澤的な雰囲気を感じたのは当然だったのですね。「キル・ビル」は未だ見ていないので是非見てみたいと思います。また「スター・ウォーズ」のオビワン・ケノービが「一番の帯、黒帯」から来ているというのは目から鱗の心境です。そして「プライベート・ライアン」は何と「八人の侍」全く納得です。日本料理の普及は全くそのとおりですね。日本人であることの素晴らしさを感じますが、その一方で日本は自らに誇りが持てず、東京や日本の諸都市は日本らしさを失っていき、又、ジブリの宮崎駿監督が「日本人は日本人の顔が嫌いなのだ」と劣等感を持つ日本人について語っているのは非常に残念ですね。谷崎潤一郎が江戸から東京への東京の景色の変化を嘆いていたということも全く納得できるように思います。

  • ただのクールジャパン絶賛に留まらず、クールだといわれている日本像の実体は何か、また、「模倣してきた日本」やその評価軸の欠如などの問題点まで言及していて面白い。

  • 前半は映画のタイトルばかりでその界隈に詳しくない私にはなにがなんだか・・・
    なるほど、と思うものもあるが、全体的に広く浅くすぎやしないか?

  • 映画やアニメ、料理、ファッションなど日本のもので模倣されているもの、そして日本がどのようにして模倣してきたか。
    日本の評価軸は海外にあるため、自分たちの立ち位置を近いしていないということがよくわかる。

  • 模倣する側から模倣される側になった日本の商品とかアイディアとかの話。
    ファッションでは海賊版が出るものが人気があるって判断しているのに妙に納得した。
    それに加えての日本の文化人類学的な分析なんかも結構載っている。

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著者プロフィール

国際基督教大学教養学部卒業。東京大学大学院新領域創成科学研究科教授を経て、2012年東京大学名誉教授、および東京工科大学メディア学部教授。メディア論専攻。
財団法人黒澤明文化振興財団理事、公益法人ユニジャパン監事。
主な著書に『大系 黒澤明』(講談社)、『偽りの民主主義』(角川グループ パブリッシング)などがある。

「2012年 『黒澤明脚本集『七人の侍』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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