「ガード下」の誕生――鉄道と都市の近代史(祥伝社新書273)

著者 :
  • 祥伝社
2.97
  • (2)
  • (4)
  • (18)
  • (9)
  • (0)
本棚登録 : 126
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396112738

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 社会人になって東京に来るまで、電車とは無縁な生活を送っていたためか、なんとなくガード下が気になる。有楽町-新橋間の一人で入り難い怪しい飲み屋、秋葉原-御茶ノ水間の微妙なスペースに立ち並ぶショップたち、浅草橋近辺の古くてやってるのか閉まってるのかわからない飯屋。本書を読みながら思い返すと、同じように見ていた町ごとのガード下も、周辺地域の事情に合わせて様々な色が付いていたんだということに気づく。
    構造と歴史の調査は薄めでガード下の風景の描写が中心ではあるが、いつも見ているものを違う視点で見直すきっかけになる一冊。

著者プロフィール

小林 一郎
お茶の水女子大学教授 博士(工学)

「2022年 『コンピュータが考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×