超ディープな深海生物学(祥伝社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396113971

感想・レビュー・書評

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  • 様々な深海生物を取り上げそれぞれの生態が深く掘り下げて描かれている本。興味持てた生き物の章だけ読んだ。透明な身体を持つクダクラゲの、胃袋だけが赤い理由が凄い。食べた生物が光るので外敵に見つかってしまう。それを隠すため、深海には赤の光が届かないことを利用し、胃袋だけが赤い。

  • 深海生物学について書いた一冊。

    これまで知らなかった深海生物について知ることができた。

  • タイトル通り、深海生物についてテレビではそこまで掘り下げないという細かく深いところまで書いた本。とはいえけして難しくなく、そうなのか!という発見と驚きに満ちたおもしろい本でした。
    アンコウやリュウグウノツカイなどのメジャーな生物からチューブワームなどの深海マニアの心をくすぐる生物までいるのが嬉しい。

  • 【新着図書紹介】学生さんからリクエストのあった本です。
    http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=TB10075839&key=B145102107805547&start=1&srmode=0

    図書館においてほしい本は、MyLibraryからリクエストできますよ。MyLibrary → https://lib.s.kaiyodai.ac.jp/myopac/

  • 21世紀になっても、まだまだ新しい発見がある深海の世界。面白い。ダイオウイカは出てきますが、イカ大王は出てきません。

  • 一般向けにいろんなエピソードを詰め込んでやや雑駁な印象も。「チャレンジャー号」や「タイプ標本」など説明の必要なボキャブラリーも多く、誰向けの本か、やや中途半端かも。化学合成生物群集の部分など面白かったので、もっと進化や多様性といったテーマを一貫してまとめたらよかったと思う。

  • タコスミパスタ食べてみたいな。(成分解析したところでは、イカスミよりもおいしいはず、らしい)

    深海生物が、1章1生物ごとに紹介されている。ちょっと説明なしで専門用語が出てきて難しいところもあったけれど、たいていの部分はわかりやすく読めた。

    生物の話もおもしろかったけれど、原油流出や海ゴミ(と生態系)に対する著者の解釈が独特ながらも個人的にはしっくりくるものだった。

  • 深海の中でも深海生物にスポットを当てた本。超ディープな、とあるようにそれぞれの生き物の話しはかなり専門的。が、分かりやすく書いてあるので門外漢でも読むことができた。読み終わって、深海生物に詳しくなった気がする。深海生物が好きな人は是非読んで欲しい。

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著者プロフィール

1961年、人類初の宇宙飛行の日に生まれる。深海生物学、微生物生態学、系統地理学を専門とし、極地、深海、砂漠、地底など、世界中の極限環境にいる生物を探索する。筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了、海洋科学技術センター(JAMSTEC、現・海洋研究開発機構研究員)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校海洋科学研究所客員研究員などを経て、現在、広島大学大学院生物圏科学研究科教授。『宇宙がよろこぶ生命論』(ちくまプリマー新書)、『形態の生命誌――なぜ生物にカタチがあるのか』(新潮選書)、『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』(共著・光文社新書)、『地球外生命 われわれは孤独か』(共著・岩波新書)、『生命の始まりを探して僕は生物学者になった』(河出書房新社)ほか著書多数。

「2016年 『ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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