国家と官僚 こうして、国民は「無視」される(祥伝社新書) (祥伝社新書 410)
- 祥伝社 (2015年4月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396114107
感想・レビュー・書評
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第5章と付表で、橋本内閣から第2次安倍内閣までの行政改革の流れを追うことができる。そこは便利。著者はその流れに官僚として、その後コンサルタントとして関わっているだけに、進められた改革は自明に善と捉えられている。政治家と官僚のよりよい関係を考えるためには、物足りない内容だった。
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<b>ニュース女子パネラーの中で、皆から「天才」と呼ばれて、議論の最後に本音をポソッとつぶやく、原さんの著作。</b>
余り、辛辣な意見ななく、丹念に過去の文献、制度改革を参照したライトな官僚についての研究書の体裁。
テレビのコメントとはずいぶんと違う。
本書のサブタイトルは編集が付けているのだろう。
「政治家、既得権者、官僚、マスコミ」の政治目的の歪みを起こすトライアングル+1を、全否定するのではなく、一旦是認する姿勢が感じられて、落ち着いた論調のなか、物足りなさも感じてしまう。 -
行政組織と官僚について、元官僚が語った一冊。
これで各省庁や官僚について十分に理解できるかというと?だが、非常に勉強にはなった。 -
官僚の3大業務は国会対応、長時間労働である。予算要求、法案作成。予讃や制度が必要だから、受け身の国会対応と違って積極的に政策を作っていく。