陽気なギャングが地球を回す: 長編サスペンス (ノン・ノベル 755)
- 祥伝社 (2003年1月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396207557
感想・レビュー・書評
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初めての伊坂幸太郎はこれでした。ステキな大人が四人で大活躍ってお話が大好きです。
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nonanano15さん
はじめまして。
『ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ』!
凄くわかります!
「横浜...nonanano15さん
はじめまして。
『ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ』!
凄くわかります!
「横浜在住の美人の伯母」の件もたったいま知り、びっくりしました。ちょっと読み返したくなりますね。
誰か、伊坂幸太郎全作品の人物相関図を作ってくれないかなぁ、って思います。
タイムラインから本棚へお邪魔してみれば、ついつい長居をしてしまいました。
nonanano15さんのレビューをもっと読みたいので、フォローさせてください。2014/02/26 -
kwosaさん
はじめまして。
伊坂さん作品の相関図、「ダ・ヴィンチ」か何かに載ってたような気がします。
隠れたつながりがあって面白い...kwosaさん
はじめまして。
伊坂さん作品の相関図、「ダ・ヴィンチ」か何かに載ってたような気がします。
隠れたつながりがあって面白いですよね。
「陽気なギャング」、エンタメに徹してて大好きです♪
2014/04/03
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今月の7冊目。今年の80冊目。
面白かった。文章が会話だし、ユーモアがあふれている。読んでいて、すごい良いリズムだなーと思いました。それなりにシリアスな場面もあるけど、他のキャラ達がそれを面白おかしく変えてしまうので、ほんとに大丈夫か?って感じちゃいます。だからこそ、もう1人キャラがしっかりと出てくるわけで、まぁとにかく笑いながら読める良い小説だと思います。 -
映画化した!と知り、気になるけど原作読んでから…と躊躇してたら映画公開は終っていました…。うん仕方が無いんだけどね…(基本的に原作ありものは読んでからの主義) でも読み終わってから、ああ映画見ればよかった!と後悔したのはこの作品が初めてかもしれない。だって(出来不出来はともかく)この話なら絶対痛快で面白かったに違いないんだもん!
相手の表情から嘘をついてるか否かが分かる『人間嘘発見器』成瀬、生まれてから本当のことを話したことの方が少なかったのではないかと妻に心底思われている『演説男』響野、人間側よりも動物側の味方な若者『スリの名人』久遠、中学生の息子を持つ紅一点『精確な体内時計』雪子。映画館での爆弾騒ぎをきっかけに知り合った、この特殊技能の持ち主4人は、しっかりとした計画性と実行力でもって何度も銀行強盗を成功させていた。銀行に入り、警報装置を押させず、速やかに従わせ、確実に金を確保し、速やかに逃走する…その日の仕事も成功するはずだった。
だが、車での逃走中に横道からRV車が突っ込み、それに乗っていた最近活躍中の現金輸送車強奪犯らは彼らの車ごと金を持ち去っていく。唯一手にした強奪犯らの手がかりを元に、仲間のひとりを突きとめるがそいつは死体となって部屋に転がっていて…。
犯罪者なのに軽快でユーモラスで人生を楽しんでいる彼らの、クライムコメディ・サスペンス長篇。
『ロマンはどこだ』
なんかこのセリフを、どこかで言いたくて仕方が無い私がいます(笑) ロマンはどこだーvv
もう本当に、4人の個性が際立っていて、会話が面白いったらない。しかも響野の妻・祥子さんも、雪子の息子・慎一クンも案外辛辣なので、誰との会話でもクスクス笑いが漏れてしまいそうです。祥子さん、プロポーズ承諾後に出鱈目でしょーって…それってOKしてないんじゃ…。
成瀬と響野が20年来の友人ってのも、どうにも心惹かれますね。多分腐れ縁…というか傍目には相性悪そうに見えて、実はちょうど合ってる相手っているよねぇ。割れ鍋に綴じ蓋っていうかさ…(笑)
テンポのよいストーリー展開に、ついぐいぐい読んでしまいますが、なにげに伏線貼っておいて最後までには全部回収してるあたり非常にニクイ。うまい。グルーシェニカーはカーが付くんだから車…ってのは田中の冗談だったのか本気だったのかが私は気になるんだけどね(そんなのは伏線にはならぬ)
強盗やってるのになぜか爽やかで、死体が出るのにあっかるくて。…こんな銀行強盗見たことないよ。面白すぎますv -
成瀬は頭がキレる。
響野は話すのがうまい。
久遠は動物に優しい。
雪子は人間的でかっこいい母親。
登場人物はみんな魅力的。
というわけで銀行強盗は四人いる。 -
伊坂幸太郎は読みやすいと薦められ、映画化された本作品を選んでみました。
とにかく終始ワクワクドキドキ、テンポよくストーリーが展開するので、本を読むのが苦手な私でも3日で読みきれました♪楽しかった♪
他の伊坂作品も読んでみるつもりです☆ -
友人が「これ絶対面白いから読め!」と太鼓判押して貸してくれました。
うん、面白かった!4人の銀行強盗たちのキャラがそれぞれ個性的でいい。
(響野が御手洗潔に見えて仕方なかったんですが…笑)
会話のテンポが小気味良くてどんどん読めてしまいます。
裏の裏の裏をかくような展開も楽しかった。まさかアレがラストの展開に繋がるとは…!まさに愉快痛快な一冊でした。
伊坂さん人気あるのわかるなぁ、他の作品ももっと読みたい。 -
弟のん。
台詞回しがオシャレでテンポよく、実際の映画よりも映画的だなあ。(本作の映画化作品を指してではなく、一般的な「映画」の意。)
初っ端から、ずっと勢い衰えることなく最後まで疾走する感じ。
この作品のエンターテインメント性が素晴らしすぎて、『ゴールデンスランバー』はとっかかりから入り込めなくて、なかなか読み進められません…
ちなみにやっぱり私は久遠がすきです。 -
初めての伊坂幸太郎作品。
前半で材料は出そろっていたので予測はできたけれど、最後に畳みかける展開が面白かったです。
既に映画化されていますが、クドカンが脚本書けば良かったのに、と思いました。
犯罪を肯定するような設定は苦手ですが、とぼけた会話や特殊能力の活用など、若い人に人気があるのはわかる気がします。
余談ですが、響野さんは嘘をついてる気は更々ないから、嘘発見には引っかからない気がするなぁ。あの超ポジティブは見習いたい。