水妖日にご用心 (ノン・ノベル 840 薬師寺涼子の怪奇事件簿)

著者 :
  • 祥伝社
3.39
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本棚登録 : 449
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396208400

作品紹介・あらすじ

南アジア某国の王子様が来日した。ハンサムでスポーツマン、資産はじつに三兆ドル。日本中の女性が大さわぎする中、マンガしか読まない外務大臣の頼みで、巨大テーマパークの貸し切り権を王子に譲った薬師寺涼子警視。そこで惨劇は起こった。人気キャラクター半魚姫に扮した美女に王子様がおそわれたのだ。テロリストの動機は王位をめぐる暗闘か、膨大な地下資源にからむ争いか、それとも復讐か?雷鳴とどろき、豪雨が東京を水没させる中、警視庁の破壊美神・涼子が忠臣・泉田準一郎を従えて暗殺者を追う。長編新伝奇小説、書下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 【67】

  • 薬師寺涼子シリーズ。

    舞台になっているテーマパークや政治家のモデルがわかってしまうのは、あからさまに書かれているからか、私の年のせいなのか、どっちだろう…。

  • 【本日の薬師寺涼子】
     「東京都民の血税で買いこんだ防弾ガラスとデスクを、よくもこわしてくれたな。この納税者の敵め。あたしが毎年いくら都民税を払っていると思うんだ!」

  • 読了。

  • 来日したメヴァト王国の王子カドガに対するいやがらせのためにサナドゥ・ランドを夜間貸し切った薬師寺涼子。涼子を説得に来た漫画好きの外務大臣。ザナドゥ・ランドを訪れたカドガと取材陣たち。カドガを襲う暗殺者。殺された影武者。メヴァド王国に起きたクーデターの秘密。メヴァド王国の伝わる人肉を食うゴユダの伝説。カドガを暗殺しようとしたサリー・ユカリ・トルシンガの正体。警視庁を襲うサリーと涼子の対決。サリーを助けようと戦いの中に乱入するカドガ。

  • 南アジア某国の王子様が来日した。ハンサムでスポーツマン、資産はじつに三兆ドル。日本中の女性が大さわぎする中、マンガしか読まない外務大臣の頼みで、巨大テーマパークの貸し切り権を王子に譲った薬師寺涼子警視。そこで惨劇は起こった。人気キャラクター半魚姫に扮した美女に王子様がおそわれたのだ。テロリストの動機は王位をめぐる暗闘か、膨大な地下資源にからむ争いか、それとも復讐か?
    雷鳴とどろき、豪雨が東京を水没させる中、警視庁の破壊美神・涼子が忠臣・泉田準一郎を従えて暗殺者を追う。

  • 政治批判も甚だしい。話のスパイス程度ならともかく、あまりにも前面に出すぎてしまっており、興ざめしてしまった。

    あと、ディズニーランドが嫌いなのもよく分かった。

  • どんだけディズニーランド嫌いなんだ……と、特段ディズニーファンでもないのに辟易してしまいました。作者の思想が見え隠れどころか、キャラクターまで食っちゃっているのは宜しくないです。警視庁内が大変!というシチュエーションも『夜光曲』と被るし、敵が人間のフリをした怪人である点も既に食傷気味。つまらないわけではないけれど、このマンネリ具合はなんとかしてほしい。

  • 今まで以上に政治批判が強くて、それでいて内容は薄かったような気がする。…もっとも、このシリーズで内容が濃かったものなど存在するのか。

  • 薬師寺涼子シリーズはかれこれ10年(正しいかは不明)くらい前から読んでいて、好きなシリーズ。
    警察が妖怪を倒してめでたしめでたし、となるいつものパターン。容姿端麗のキャリア官僚とノンキャリア部下のちょこちょこ入る恋愛に繋がりそうで進まないのがマンガを読むわくわく感に近い。
    頭を使わずぐいっと読めます。
    ただ、毎回表紙が恥ずかしい。電車で読むときはカバーをかけて挿し絵が見えないようこそこそ読む、いい大人な私。

  • 泉田くんのにぶちん!

  • 読むのはシリーズ2作目。政治家を貶し落とす場面は失笑してしまう。怪物?にも苦笑してしまうが、痛快ではあるのでつい読んでしまう。
    それにしても、銀河英雄伝説の世界は・・・どうなったのだろうか?!

  • お涼さまが警視庁で大暴れです。泉田警部との掛け合いもいつもながらとても楽しいですね。
    こんな人が近くに居たら、絶対気を抜けないですね。気を抜いたら巻き込まれちゃいそうですもん。
    文体が明るくて軽いので、とても楽しく読めました。

  • 怪奇事件簿シリーズ第8弾。
    今度は東南アジアの王様一家を巻き込んでの大騒動。
    巨大テーマパークを舞台にお涼様が立ち上がる。

  • この巻まで持ってる。でもどれが最新刊か分からないの・・ちょう危険。田中先生はせめてシリーズごとに出版社を統一して欲しいー。

  • 右翼叩きの田中作品に群がる右翼に失笑。「漫画しか読んだことのない元総理」を叩くくだりは最高です田中先生!右よりな奴はこの作品や創竜伝などを熟読して猛省せよ!これからもどんどん右翼を叩いていきましょう!永住外国人への地方参政権付与に反発している糞ウヨは人種差別主義者であり、存在自体が悪である!右翼=日本人の恥部

  • お涼様と、半魚姫のお姉さんの言い合いと、ヘタレの王子様の入り方がすてきでした♡(ぇ

    お由紀様も今回ばかりゎ涼子派についてしまったみたいですww(ぁ

  •  フェアリーランドはいつのまにザナドゥ・ランドになったのかしら? それはさておき、いつもらしくなくマトモなミステリーみたい。さる王国の王子の日本滞在中に暗殺未遂事件が起きた。犯人はキャラクターに扮していたその国の留学生で、兄王一家を殺害し、王位を簒奪した罪を鳴らしたものらしい。 だがその犯人の正体はかの国の妖怪ゴユダ。人の皮をかぶった鰐だという。(と、ここら辺から怪奇事件簿になっていく。) この外務大臣て、今は総理をお辞めになるあの方だよなあ。 でもって泉田くんと才媛二人の仲はどうなるのかなあ。そこだけ恋愛小説の大家みたいな人が筋を決めて書いてくれないかな。いっそ著者の奥様が考えるとか…

  • 薬師寺涼子シリーズ8冊目。
    お涼様がテーマパークで大暴れ?
    今回は、確か、魚人だったかな?といつものように泉田君を巻き込んでの宇宙戦争です!(違

  • キレーなオネエサマに顎でこき使われている年上部下って萌えますよねぇ。しみじみ。
    というわけで、泉田君大好きなワタクシ。

    ただ、今回はそんな泉田君とお涼サマのラブが少なくて、ちょっと不満でした。

    お色気を求めてるわけじゃなく、あくまでラブ!ラブが欲しいのです…!と力説。

    ツンツンなお涼サマが精一杯の勇気を出して泉田君にコナかけるのが、この作品の醍醐味ですから(笑)
    それに全く気づかない堅物君な泉田君が愛しいわけです。

    次作はもうちょいラブな要素があると良いなぁ…。

    ぁ、著者のことばの答えって、Fで合ってます?(笑)

  • ちょっと物足りないかなー。怪奇さもいつもの痛快な風刺も、おとなしめ。それに泉田君と涼子様のいちゃぶりも。アイス半分こだけか・・・。

  • 2007/12/17 Amazonにて購入.2008/1/3~1/4.いつも通りのお涼の活躍。最後の収拾のつけかたがちょっとものたりないが、相変わらずの快刀乱麻の活躍であった。まあ、このシリーズは細かいことは抜きにして、薬師寺涼子のハチャメチャな活躍を楽しむものであるので、その点ではまったく裏切るものではない。今年アニメ化されるとのことなので、そちらも楽しみである。

  • いまいち、キレが弱くなっているような気もする。
    アニメのトンでも展開を見ていると薄く感じるのかも。

  • 取寄せ

  • 2008年4月14日読了

  • 薬師寺涼子が大活躍する怪奇事件簿シリーズ

    誰がよんだか「ドラよけお涼」
    27歳で警視(刑事部参事官)、絶世の美女が超ミニで、完璧な肢体を惜しみなく使い
    悪(=私に従わないものby薬師寺涼子)を蹴る
    二人の天使「マリアンヌ・リュシエンヌ」が時にはメイド、時には戦闘要員として
    主(=涼子)に身も心もささげる「ミレディ!」
    不思議な妖怪も出尽くした?もっと不思議で、もっと居丈高な「お涼」を見たい!
    いかん、臣下(=警部補)の泉田準一郎がうらやましいなんて・・・M?

    今回は亡国に連綿と受け継がれる妖しの血筋(ワニ女?)が、涼子を襲う!
    ピンヒールを履いた涼子のキックが通じるか?
    読んで損はさせません(でもシリーズ1作から読んでね)

  • 相変わらず炸裂でした。

  • このシリーズは以前から、明らかに現実世界における政治家への皮肉が強い傾向にあったが、今回は特に、あまりにも具体的に投影された政治家キャラ、政治への皮肉が、ストーリー全体を興ざめするものにしてしまっている。
    ライトな読み口、ぶっとんだ設定で、軽く楽しく読めるシリーズであっただけに残念。最近はどのシリーズにおいても、この具体的で冷笑的な政治描写をする傾向が強いのが気になる。

  • 今回は日本を舞台にしたお話でした。
    警視庁舎を舞台にしたのは今回が初めて・・・なのかな?相変わらず美しすぎますお涼様。
    アニメ化するって話を聞いたけど・・・いつやるのかなぁ。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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