あなたの英語勉強法がガラリと変わる 同時通訳者の頭の中 (祥伝社黄金文庫)
- 祥伝社 (2016年3月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396316884
感想・レビュー・書評
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1年程前に読みました。
わたしは日頃通話者と一緒に仕事をしています。
この本を読まれた方は、通訳者の努力の凄まじさを知ったと思いますが、本当にすごいです。
いつもすごいなーと感じながら、心から尊敬をしています。まず、集中力がハンパないです。そして何よりも日々の勉強・勉強・勉強!
例えば英語は日本語と文法が逆なので、同時に訳すということはかなり速い速度の情報処理能力が必要です。また、話すということに目が(耳が)いきがちですが、彼女(彼ら)達が一番気にするのは聞き取りの環境です。
かなり訓練をしないとスピーカーが何を言っているのか、聞き漏らさないようにすることだけで、素人では不可能です。
よくクライアントから同時通訳ってどうやってるんですか?通訳さんの頭の中ってどうなってるんですか??
と聞かれますが、本当は私にもわかりませんと言いたいところを我慢し、この本で読んだことを説明したりしています。笑
また仕事柄わたし自身も英語の勉強をしないといけないなぁと日々切羽詰まった気持ちでいますが、この本は具体的な英語の勉強法が書かれており、同時通訳というお仕事を知るだけでなく、英語の勉強法という意味でもとても役に立ちます。わたしはお陰でNHKの英語のラジオを聴くようになりました。
AIの進化や自動翻訳機の普及などがニュースになっていますが、やはりまだまだ機械で通訳は絶対に無理です!
国のトップ同士のバイ会談で通訳ではなく翻訳機を使ったら大変なことになります。。
通訳者って凄いんだよ!ってことをもっと多くの人に知っていただきたいなと思っているので、そういう意味でもこの本は個人的におススメです。
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英語勉強法がガラリと変わる、という触れ込みに惹かれて手に取った一冊。
残念ながら、ガラリとは変わらなかったが、よりレベルアップするためのヒントはたくさんあった。パラフレーズや連語辞典は是非活用したい。
残念だったのが、著者は私はこうして成功した、だから真似してみてね、という部分ばかり強調されていること。その裏には失敗談もあるはずだが、その部分が見えて来ず、著者の煌びやかな履歴ばかり述べられていて、少しうんざりしました。。。 -
蔵書整理のために4年ぶりに読んだ。
4年前とどう変わったか??? やはりインプット>アウトプットだったと反省。
シャドーイングとディクテーションを地道に続ける必要があるな、と。
あとは単語力を増やすインプットを、著者のやり方(エクセル活用、辞書活用)をやっていきます。
p219 あなたが話せること、書けることは、あなたが何を読んでいるか、聴いているかで決まります。その中でも英語力をつけるには質の良いインプットが欠かせません。
英語雑誌の記事はもう少し読もうと思う。、。。 -
オーソドックスだが、こういうのを読むのも予定調和的に英語スキル向上へのモチベーション維持によろし。
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学習の継続をいかに上手にシステム化するか、という話は、何にでも当てはまるなあ。億劫なのは着手し始めるまでで、始めてしまえばそれなりにやる。問題は、着手するまでの工程をなるべく減らすこと。
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超ドメ企業に入社した身ではあるものの、英語からは逃げられず、まぁ旅行でも使えるしと勉強してますが、自分の場合はリスニングが特にダメで、そんな中ブクログで見つけたこの本を読んでみました。
同時通訳者が書かれているということで、今の仕事でしばしばお世話になっていてその凄さは良く知っているので、ちょっと親しみ?を持って読みました。
本著の中の「英語は速いのではなく短い」というのは、実に腹に落ちました。 -
私にとっては、同時通訳というのは超人的なことをしているように見えるので、常々「同時通訳者の頭の中」に興味がありました。
結果を言えば、同時通訳者の頭の中のことは、この本を読んでもあまり分からなかったというのが正直なところだけれど、ユニークな視点の意見はおもしろくて、かつ英語学習の参考になったので、読んで良かったです。
当然と言えば当然だけれど、ものすごく勉強されているのだなぁ(準備、という意味で)と、尊敬の念でいっぱいになりました。 -
英語学習についての様々なアプローチや学習方法を著者の経験を踏まえ紹介する本。努力への記述やチャレンジを恐れない姿勢を保つことは、他の学習や仕事にも応用できるのではないかと思う。
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コミュニケーション力とは、他者と心を通わせる力
なぜ言葉を学ぶのか、それは他者と心を通わせたいから -
【目次】(「BOOK」データベースより)
1章 同時通訳者の頭の中(同時通訳者の頭の中を覗いてみると/同時通訳者に求められる「イメージ力」と「レスポンス力」 ほか)/2章 まず押さえておきたい英語学習の3ステップ(英語学習の柱はインプット、アウトプット、そして継続/継続することでイメージ力を養う ほか)/3章 同時通訳者が実践!英語のプロの勉強法(同時通訳者はどんなトレーニングをしているのか/「シャドーイング」で「レスポンス力」を鍛える ほか)/4章 同時通訳者は道具を使い倒す(電子辞書とオンライン辞書を徹底的に使いこむ/「イメージ力」は一朝一夕では身につかない。英英辞典を使う ほか)/5章 英語はコミュニケーションのツール(英語のコミュニケーションはconstructive“建設的”に/初対面の想定英会話 ほか)