隠された帝: 天智天皇暗殺事件 (ノン・ポシェット い 6-3)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 89
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396325527

感想・レビュー・書評

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  • さすがに20年前の本は古いな
    天智系・天武系の話は子の本で知ったから久しぶりに(ミステリー部分は飛ばして)歴史部分のみ拾い読みした
    郭務悰をどのように書いているか確認したかったが意外と触れていなかった
    テーマは大陸との関係ではなく、天武帝自身の正体だから仕方ないか

  • 面白かった。

  • 面白い…!古代って史料的に不足な部分が多くて、いろんな説があって面白いなぁ。天智天皇って腹黒いイメージだったんだけど、天武天皇はそれより上をいきますのね。天武系って無縁仏なんだ。本当?持統天皇は天武系だけど百人一首には2番目に出てくるのね。それはそういう実績を評価されて?■物語としては追いかける歴史と現実世界がもう少しリンクしていればなぁ、という感じ。私立探偵が最後にいい人っぽくなっていたのが面白くない。

  • 「天智天皇暗殺説」「天武天皇との非兄弟説」「天武天皇年上説」天智・天武両天皇にまつわる謎を、小説形式で分かり易く解いている。まさか絡めた事件がそういう形で結実するとは、そっちもびっくり。書記の嘘や鍵となる万葉集。他にも見落とされた史料を通し、謎が解かれていく様は納得で爽快。それにしても権威ある学者って・・・嫌だわ・・・。

  • 天智天皇暗殺についての推理はかなりおもしろかった〜!歴史学者が書いてるだけある!
    でも、その他の部分は…
    犯人とかすべて分かっちゃった…そこで★ひとつ減点!

  • 副題が「天智天皇暗殺事件」歴史ミステリーと、現実の事件とをうまく組み合わせて構成された傑作、だと思う。
    百人一首、の一番初めであり、また山科の御陵(地名。みささぎ、と読みます)は実家にもまあ近く、というか御陵に私のお茶の師匠が住んでおられた、ということもあって毎週通っていた時期もあったりするんだけど、いつも素通りしてたし…ああ、一度でいいからおまいり(?)しておけば(未公開かもしれないんだけど…せめてもちょっと近くまで行っておけば)と、ちょっと後悔している。
    しかし土地勘や、歴史的知識がなくっても楽しめる本。それは天皇家の系図とか蘇我氏とのかかわり、壬申の乱の基礎知識なんぞはあった方がいいだろうけど、まったく知らなくってもきちんと説明がはいってますから。(しかも自然な感じで。そこ、ポイント高いですね)

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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