完本妖星伝 3 天道の巻・人道の巻・魔道の巻 (ノン・ポシェット は 1-20)
- 祥伝社 (1998年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (1044ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396326579
感想・レビュー・書評
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#日本SF読者クラブ 読んだのは、第6部人道の巻まで。単行本でいうと第6巻にあたる。第7部魔道の巻は、作者自らも言っている。異質だと。いろんなレビュー等を見ても、付けたしだとか第6部で終わっているとか書かれている。自分も第6部できれいに終わっていると思う。そういうことで、以降は読まないことにした。
描かれているのは「宇宙と生命の摂理」。うーん、よくわからん。それと松本零士版の妖星伝の続きが読みたい。無理だろうなけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後は夫婦二人でしっぽりと、鬼道衆のことなんか忘れて…てはならんかった。
その後の魔道の巻が濃ゆすぎ。
人類どころか宇宙、生命力の謎まで思想を語り尽くす感。
半村さんの言いたいことをストレートに書いた怪書。
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単行本の第5,6,7巻を文庫1冊にまとめたもの。
これで全7巻一気読み完了。
5巻はひたすら淫靡
6巻は「剣客商売」的世界
7巻は大宇宙巡礼
第7巻を読んでいると手塚治虫の「火の鳥・未来編」がどうしても連想される。
巻末付録のなかで半村良と手塚がともにSF作家クラブの最初期のメンバーだったことがわかる。
二人で壮大なテーマを語り合ったのかな、などと想像している。 -
読了。その後もこの巻のみ何度か再読。人道の巻と魔道の巻の間に掲載された最終巻についてのエッセイと巻末にある対談が大好きで繰り返し読んでいる。
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総じて官能の場面が多いので電車でうっかり読めないのは難点ですが……SFとしてのこの小説の構成は素晴らしい。
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最後の方は難し過ぎて、解ったような解らなかったような・・・
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読了に3年以上かかった。スケール感と主題の大きさがとんでもない。とにかく読みごたえあり、圧倒された。こんなスケールのでかい話を、よく最後をまとめたなぁ。
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世が世であれば【世界三大奇書】とでも呼ばれたであろう壮大な物語。男女の愛から宇宙の存在までを一つの物語で語りきる腕力は空前絶後。『人道の巻』最終章のDIMINUENDOは涙なくしては読めない半村節全開の人情小説。そして大詰め『魔道の巻』はついに宇宙の存立までを。半村さんはこの小説を書くために外道皇帝から託された作家だったのかもしれない。