- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396327002
感想・レビュー・書評
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面白い!
非現実的なのでリアリティーは皆無ですが十分楽しめます。
“ゆび”怖すぎ。
ラストは怖すぎて…
悪意の無い人間でいたいものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
指が人を襲うという笑っちゃうような設定だけど、個々の事件が関連性を持ち、ファイナルへ一気に。ってとこまではソコソコ面白かったのに、最後が最悪。コンピュータゲームと事件の関連性が全く意味分からん。ゲーム自体もよう分からん。ゲームをクリアすれば解決って、どういう事?
エピローグで、最初に出て来た少女が殺人を犯すっぽい場面も唐突。終わり良ければ全て良し、の真逆パターンの典型。
買う価値無し。 -
自殺を考えている人の前に突如、指が現われ、エレベーターの屋上のボタンを押します。指は、自分を裏切った男に復讐しようと消火器を構えている女の前にも現われて、ノズルを男の方へと向けます。東京各地に出現したいくつもの指は、しだいに犯行をエスカレートさせていきます。
刑事の成合と新聞社に勤める旭は、指の行方を追いかけます。一方、目の前で老婆の背中を押して階段に突き落とした指を目にした上村と新城繭子も、指の正体に迫ります。やがて、小学校の教員をしていた繭子は、かつて彼女が担当していたクラスで自分を慕っていた七ヶ瀬裕太の指に似ていることを思い出します。他方、裕太の行方を追う上村は、自分の妻の不倫相手である形成外科医の佐々木信明が事件に関わっていることを突き止めます。他方、成合と旭も、佐々木が指を蒐集している殺人鬼だと断定し、彼の居場所へと向かっていきます。
現実とゲームの融合という結末が唐突すぎてついていけないように感じてしまいましたが、最初の方はおもしろく読めました。自殺や犯罪についての考えが人びとの頭をよぎるとき、その考えを行動に移すためのステップをおこなって人びとの行動を後押しする指の出現は、十分に不気味だと感じます。ただ、指が直接的に殺人を犯すようになり始めたところから面白みがなくなってしまったのは残念でした。 -
妬みや恨み、負の感情は人を徐々にむしばんでいく。
悪意はふくらみ、そして増殖する過程で、その対象を拡げていく。
誰かを恨んでいたはずなのに、いつの間にか誰も彼もを怨みたくなる。
目にうつるすべての者を怨みたくなる。
そして、悪意にあやつられ、人は人であることを自らやめていく。
悲劇は、悲劇を起こす側から見れば喜劇でしかない。 -
設定や意図がいまいちよく分からず…。
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ホラーなのかSFなのか、、荒唐無稽すぎてある意味おもしろかった。
続きが気になってサクサク読めたし、指が夢にまで出てきたよ。(笑)
イタおもしろいお話でした。
柴田さんの作品はけっこう読んでるけど、ホント幅広いなぁ。
ゆびシリーズ、2作目も読んじゃうんだろうなぁ。 -
結末がなぁという印象。なぜならSF的なのが苦手だから尚更。
人の悪意は膨らんでいくという話でもあるよね。
どちらにせよ、読まなくても良い本だったなぁという印象。
設定が面白かった分残念… -
小説とはいえ、指だけが動いて非常ベルを鳴らすって、どういう状況なんだろうか、と創造してしまう、、笑