- Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396333294
感想・レビュー・書評
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映画化のニュースを知り、気になって読んでみた。
泥棒なんだけど、一本筋の通った人。
でもやっぱり泥棒だからなぁ。。 -
ノビ師(夜中に忍び込む泥棒)の話。
双子の弟が頭の中に共存しているのが面白い。
連作の構成になっており、一つ一つの話が重厚で丁寧である。
一気読みだった。 -
面白かった。雰囲気はハードボイルド。
色々あったとはいえなぜ主人公が泥棒になったのか、心の動きがよくわからない。けれどハードボイルドな感じはすきです。
一つ一つの短編もよくできている。ラストはなんか切なかったな。 -
主人公の泥棒が各章で謎を解いていく。
記憶力、推理力、腕力、度胸があり、
泥棒にしておくのはもったいない・・・
サクサク読めて
単純に謎解きを楽しめるだけでなく、
心がほっこりする章もある。
また、全章を通して自分の影と向き合う姿もある。
色んな種類の楽しみ方ができた。 -
真壁修一には、双子の弟 啓二がいた。
啓二は、悲惨な事故に巻き込まれて、死んだが
修一の耳の中にいた。
修一は、ノビカベと言われる 泥棒稼業を
していた。
修一の疑問から、事件は 展開する。
たかが、泥棒であるが、
修一は 筋を通そうとする。
保育園の先生 久子が 好きなのだが
なかなか 折り合いがつかない。
ちょっと切ない ラブストリーかもしれない。
小さな街の小さな事件が
思わぬ展開を 見せたりする。
こういうオトコを 主人公にするのが
横山秀夫の 特徴なのかな。
なぜ 泥棒をするのか?
その問いかけが 解明されないまま すすんでいく。 -
「三つ四つ背負ってやってもいい」
この台詞を読んで、買ってよかったと思った。
実際どうするかはさておき、かっこええ。 -
主人公「ノビカベ」こと真壁は、2年前刑務所に入るきっかけとも言える事件に疑問を抱き、出所後調査を始める。
「ノビ師」(=忍び込んで泥棒を働く。)である真壁の侵入シーンが細かく描かれており臨場感溢れる。
母親に無理心中で殺された双子の弟が意識の中(中耳)で同居しているオカルト的面もある物語。
「横山作品の異色作」
色々な面から楽しめました。 -
泥棒が主人公なので、他の横山秀夫の警察小説とは趣を異にするが、これはこれでハードボイルドな雰囲気がよかった。短編集だが、主人公が共通で話も微妙につながっているので、長編小説の読了感もありちょっとお得な感じ。
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双子の兄弟の話が短編集でまとまっている。横山秀夫らしい話。
最後の終わり方がちょっと残念な気がしましたが全体的には期待通りの面白さでした