影踏み (祥伝社文庫 よ 5-1)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 3641
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396333294

感想・レビュー・書評

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  • 横山秀夫にハズレなし。泥棒版龍が如くとでもいえる短編集、ハードボイルドだが人情的すぎて池波正太郎の時代ものにすら思える。続編読みたいなあ。

  •  D県警シリーズなど、警察を主人公にした小説が多い作者が、犯罪者を主人公に事件を追いかけていく異色の連作集。
     きっかけは主人公が捕まった忍び込み事件。あまりにも早い警察の到着、忍び込んだ家で感じた殺意、しかし何も起こらなかった事件。きっと何かがある。そう確信した主人公はそれを追いながら様々な展開に巻き込まれていく。
     様々な事件と主人公を取り巻く人間関係。それがずっと絡み合っているので、連作短編でありながら、ずっと長編を読んでいるような錯覚に陥る。

  • 一話完結の短編集でありながら、通しでのストーリーも有り、連ドラみたい。短編としても、長編としても面白い。

  • R5.11.27~12.16

    (きっかけ)
    妻が持っていた

    (感想)
    過去横山氏の小説を読んで感銘を受けた覚えがあったのですが、今回はそこまででもなかった…。
    文章は上手いし読みやすいが、この本は余り設定が好みでなかったのかもしれない。
    ミステリとしての出来は悪くはないしよく練られているとは思ったのですが、全体的にわざとらしさ?を感じて入り込めなかったです。

  • 意味が分からない単語が沢山出てきた。ヤサとかバイとか、リューマチも専門用語?
    ヤサは自宅の事らしいけど、バイは調べても分からなかった。
    全体的におっさん臭が強いが、嫌いじゃなかった。
    守護霊が男臭さに水を差す(笑)

    こういう昭和の男臭い小説を書く人は少なくなっていくんだろうなーと思ったが、新しい時代の新しい男臭さが生まれるのだから杞憂か。

    女の子の手紙は泣いた。

  • 私は面白く読めました。真壁が渋すぎる!泥棒なのになぜか味方しなくなってしまう。
    亡くなった弟と協力して、事件解決してしまったり、ちょっとファンタジーな要素もあるけど、横山さんの作品らしく男臭さの詰まった一冊だと思います。

  • ノビ壁
    双子

  • 泥棒視線の警察小説

  • 入院中、病院のデイコーナーにおいてあったので読んでみた。
    中学生くらいの頃、父親の本棚にあった横山秀夫を読んだ時はそれなりの読みごたえを感じたのだが、今回は「あれ、横山秀夫ってこんなチープだっけ?」という印象。
    単純に私が成長しただけか?
    あるいは「イロ」とか「ヤサ」とか「アガリ」とか、隠語のオンパレードにチープさを感じたのか。
    そもそも犯罪小説なのだから、そういった言葉が出てくるのは必然であり、ただ私が普段読まない類いの小説を読んで違和感を覚えてしまっただけかもしれない。
    でも、話のテンポはよく、入院中の満身創痍状態でも読みやすかった。

  • ノビ師

    主人公の漢気みたいなものが格好いい

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著者プロフィール

1957年東京生まれ。新聞記者、フリーライターを経て、1998年「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、デビュー。2000年、第2作「動機」で、日本推理作家協会賞を受賞。2002年、『半落ち』が各ベストテンの1位を獲得、ベストセラーとなる。その後、『顔』、『クライマーズ・ハイ』、『看守眼』『臨場』『深追い』など、立て続けに話題作を刊行。7年の空白を経て、2012年『64』を刊行し、「このミステリーがすごい!」「週刊文春」などミステリーベストテンの1位に。そして、英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー賞(翻訳部門)の最終候補5作に選出される。また、ドイツ・ミステリー大賞海外部門第1位にも選ばれ、国際的な評価も高い。他の著書に、『真相』『影踏み』『震度ゼロ』『ルパンの消息』『ノースライト』など多数。

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