霞幻十郎無常剣 一 烟月悽愴

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 16
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338541

感想・レビュー・書評

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  • うーん。

  • L 霞幻十郎無常剣1

    この作家といえば「闇を斬る」でやたらめったら刺客に狙われ、人を斬ることに悶々…が永遠に続く〜なイメージなのですっきり明解な話しだとは思ってなかったけど、なんでこう、めんどくさい書き方になってるの?一挙手一投足に説明三昧。そこまで必要?ってくらいの説明がくどい。いや、刀を右に置くのも左に置くのもそりゃ理由があるだろうけど、女中の所作まで、とくに何も起こらなければスルーしてもいいところまで行動説明が。はー、読むのに疲れた。全然話が進まない。展開は面白そうなのに説明が始まるととたんに読みたくなくなるのが残念。
    文体も、
    「あのかいわいからかよっておるのか」
    読みづらい。ミスかと思ったけどわざとなの?猛烈にひらがな多し。「すみできがえた」隅で着替えた、じゃだめなのか。
    一文一文切れるごとに改行してるのもなぜだろう。全然意図が読み切れない。 某誌面に取り上げられてたけど、そういうところのツッコミはないわけね。…話も途中すぎて消化不良。

  • 南町奉行の叔父 池田長恵が京から呼び戻した霞幻十郎は大名の血を引く剣客。江戸に着いて早々に賊に襲われる大店の父娘を救う。久しぶりの新刊で少し作風が変わった感じ。本筋とあまり関係のない蘊蓄や説明が多くなり流れを止めてストーリーが分りにくくテンポも悪い。読みの簡単な漢字を敢えてひらがなにしてるのも気になった。今巻では日常のルーティンを淡々と積み重さね、思案と手間をかけた割には謎が明らかにならず次巻へ持ち越しとなり拍子抜け。必要以上に複雑にしてる所も短絡的すぎると感じる所もありバランスの悪さを感じた。

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著者プロフィール

1950年沖縄県生まれ。出版社勤務を経て、2005年に時代小説作家としてデビュー。著書に〈闇を斬る〉〈霞幻十郎無常剣〉〈九頭竜覚山浮世綴〉シリーズなどがある。

「2023年 『闇を斬る 龍尾一閃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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