- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396346621
作品紹介・あらすじ
“身体の声が聞こえる”整体師探偵・合田力がコリをほぐして謎を解く!
心の背骨がスッと伸びる、癒しと再生の長編ミステリー。
雑居ビルの屋上にあるちゃちなプレハブ、そこは知る人ぞ知る「合田接骨院」。整体師・合田力は偏屈な変わり者だが腕は抜群、身体の声を聞く不思議な能力があった。彼のもとには生きづらさを抱えた人々が引き寄せられる。ある日、力は専業主婦の墨田茜という患者に強い悪意の影を感じ取る。魔手が迫る茜を救出するため力は……。
心のコリをほぐす切なく温かい整体ミステリー!
感想・レビュー・書評
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場所は大阪、街ビルの屋上にある一風変わった接骨院
偏屈な若い先生が身体も心も治療する。
と思ったらビックリのミステリー(*_*)
裏表紙にちゃんとミステリーって書いてあった笑
まだまだ謎多き先生だから続編ありかな?
さらっと読みやすい文章、大阪弁でユーモアもあり
面白かったです(^ ^) -
もうちょっとライトなものを勝手にイメージしていた。力先生はお話のキーマンだけど、主人公ではなかった。茜の雄大、それぞれの立場から力先生に知り合って。すべてが計算されたことだったなんて・・
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1999年7月祥伝社ノン・ポシェット刊。整体師ミステリー1作目。2020年9月新装版として祥伝社文庫化。整体師と彼を取り巻く人々の推理、サスペンスストーリー。買い物依存症とカード債務の話だと思いきや、隠された悪意に気づいてからは、驚くべき展開で、読後感は爽快です。新装版からは、解説がなくなっているのが残念。
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大阪の雑居ビルの屋上で整体院を営む整体師が患者の悩みを解決していくシリーズ。
結構前に出ていたらしいが、新装版として発売になったことで目に留まった作品。
今作では買い物依存症となり、カード破産目前まで行ってしまった茜が、その後結婚し、専業主婦となるが、義母の存在のストレスから再び買い物依存症へと陥る様子が描かれ、その背景にある真実に整体師の合田が迫る。
登場人物それぞれが悩みを抱え、その悩みと向き合いながら生きている。
最近では芸能界での自殺が相次いでいる。
その流れに飲み込まれそうな自分がいるが、この作品を読んで、弱い自分でもいいんだ、と思わせてくれる部分も… -
買い物依存症に苦しむ女性を救うのは風変わりな整体師(主人公周りの人間関係もとても良いのです)。癒しと再生のミステリーを謳う本作、終わりの方は涙ぐみながら読みました。自らが抱える悩みとどう向き合うのか、再認識させてくれる物語です。
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切ないけど、面白い
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これは確か読んだことあるなぁと思いながら再読しました。結構覚えてなかった。
センセイと二人姉妹は覚えていたんですが、買物依存症の奥さんとかはサッパリ… 本来はこっちがメインなんだろうけど。
それにしてもあんなことを仕掛けておいて「物には罪が無いから又お店に来て」って言える神経はすごいなって思いました。ま、そんな人じゃないとこんな計画立てないか… -
弱い者たちに優しく、そして強く接する。
強くなれる気がする