- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396460310
作品紹介・あらすじ
30代になったキャンディが回想する切なくも愛おしい日々。わたしが求めているのは、ほんのささやかなこと。愛する"あのひと"と生きていくこと-。
感想・レビュー・書評
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大人になったキャンディの振り返りや、アンソニーやテリーとの悲しい別れ、丘の上の王子様の正体発覚など、これでもか!と少女マンガの王道である。
現実味がない、とか、キャンディの美醜が気になる、とかそういったことは一切無視して浸るべき胸キュン小説。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小さい頃に読んだ漫画の内容を思い出しながら、切なくなりながら大切に読みました。
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サクサク読める
昔の少女恋愛小説みたいな -
2022.3.25市立図書館
上巻はプロローグ、第一章(ポニーの家からレイクウッド時代)、第二章(ロンドンのセントポール学院生活)で、全9巻のコミック版の3巻あたりまで。
この下巻は第二章(五月祭を前にした反省室行〜退学)、第三章(アメリカに戻り、看護学校、看護師時代〜漫画/アニメの結末の少し先まで)、エピローグ(ウィリアム大叔父さまの正体がわかってからのキャンディとアルバートの文通、漫画/アニメで語られなかった過去なども)で、第三章からはキャンディによる、そしてキャンディへのさまざまな人の手紙を並べた書簡体になっており、看護師修行時代以降はかなり駆け足。マンガやアニメで楽しんだ記憶がある人はいいけれど、そうではない人にとってはなにがなにやらだろう。「大人の事情」で昔の作品が入手できなくなった今後、文字だけで継承していくというにはちょっと心もとなく、あくまでもオールドファンへの救済にとどまる感じ。
30代になったキャンディがロンドンのどこかで回想しているというスタイルだけれどいまそばにいるのであろう「あの人」というのが、はたしておおおじさまアルバートなのか役者として再起したテリィなのか…あとがきでは著者自身が「はじめから曖昧にしようと決めていました」「長年の読者たちの夢を奪うことになるかもしれないので…謎は謎のまま、想像の世界を楽しんでもらえたら」と書いており、もともと漫画化のための不完全な、繕いようのないほつれがあり、「あの人」の物語はきちんと描ききれないと認めているが、エピローグの展開をみるかぎり「あしながおじさん」と同じ方向でおさまるのではないかなあ…。 -
下巻は書簡ばかりで、ずいぶん手を抜いてるなーというのが正直な感想でした。キャンディが一体誰と結婚したのか、テリィなのかアルバートさんなのか、意見が別れるところですが、文面と、普通に考えるキャンディの心情とは乖離しているように思えて、何とも言えない… とても消化不良でした。
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わたしはーとても大事なひとを目の前で亡くしてしまいました。
さっきまで
笑っていたのに…気がついたときはもう…。
ひとはこんなに簡単にいなくなってしまうー、そうわかっていても、まだどうしても納得がいかないのです。