- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396612610
感想・レビュー・書評
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副島先生の本から辿り着いた本。NHK「龍馬伝」は欧米列強を憧れとして描いてる。しかし江戸は地球上でも稀な幸福な庶民文化が花咲いた場所だったらしい。アインシュタインが日本を絶賛(1922〜)してるしね。金がなくても幸せな我が家、自由精神を庶民が醸成できる明治大正の日本の事実を初めて見たからとも。テレビで龍馬が江戸と京都を船で何往復もしてたけど稼ぎよりも遥かに超えてる印象、憧れと方向性をエサにスポンサーから操られていたというのは正しい側面だとボクは思う。他の本を読むとグラバーも最終的には日本贔屓になったとか(奥さんは確か日本人だよね?)で、文化咲く日本を潰したのは欧米列強という歴史観に信ぴょう性をアリアリと感じた読後のボクでございました。影響されやすいクズだから、オレ(笑)
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一介の郷士である坂本龍馬が何故幕末に重要な人物になり得たのか?何故あんなにお金を持っていたのか?何故暗殺されなければならなかったのか、そして暗殺の実行犯は誰なのか?
倒幕から明治維新へ。フリーメーソンが暗躍し陰で糸を引いていた。
日本がスパイ天国なのはその頃からなのだなと暗澹たる気持ちになってしまった。 -
推測が多分に盛り込まれており、どこまで史実かは不明だが、読み物としては大変面白い。ストーリーにも納得感がある。フリーメイソンやグラバーに関する記述が多く出てくるが、この著者なりの竜馬の最後を導くためには必要不可欠と考えられる。その膨大な背景事情の記述と考察があってこそ、竜馬の最後の説に納得感が得られる。
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最初 読んでる時は史実を新しい角度で分析した本だと思ってたら、実は小説だったんですね。
巻末に著者のプロファイルがなかったので、どういう人なのかとネットで調べたら小説家でした。
タイトルが「、、、、龍馬」だったので龍馬を中心に話が進むのかと思ったら、最初と最後だけで、ほとんどがフリーメーソン関連でした。
副題が「明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン」とあるけど、こっちが本題です。
「龍馬」につられてこの本を買ってがっかりする人もいるだろうな。私もその一人。 -
思い付きましたか、良かったね
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幕末最大の謎の龍馬暗殺犯が誰なのか。そもそも一介の土佐脱藩浪人の龍馬がどうやって薩長同盟などを纏めることができたのか?ということについて、フリーメイソンやグラバーの暗躍に絡めて謎解きしていく内容。
内容の真偽についてはいろいろ意見はあると思うけど、説としては非常におもしろいと思った。 -
いろいろね~、納得出来ない事が多くって。幕末って。
龍馬の最後の手紙もね、きっと暗号文だよ…って、初めて読んだときにも思ったくらい。
実際、歴史には裏ってあるだろうし、その方がよっぽど辻褄が合うし。
フリーメーソンについては、いつも私の思考がフリーズしちゃうので解んないけど…。
でもでも、なにかしら裏で蠢くものはあったんだろぉな…って。
『竜馬がいく』みたいに、色々の偶然と青年の気風が時代を動かしちゃった!って方が、ロマンはあるけど、
実際は…現実問題(資金や身分や…)、なにか”裏”がある方が自然だよな。
ともあれ、こうして色々の事実を繋ぎ合わせて推測するのは、とっても面白い!! -
歴史を紐解くのは興味深い。
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幕末における不可解な点をフリーメーソン視点から再検証していく内容の本です。加治氏の有名な理論で改めてゆっくり読みました。明治維新の陰にはフリーメーソンのメンバーであるグラバーやアーネスト・サトウなどの暗躍があったとする説で面白いものですが,結局フリーメーソンは何がしたかったのか,明治維新はフリーメーソンにとって理想的な形となったのかがもう一つ理解できませんでした。しかし,この説における実際に手を下したとする暗殺者の推論には驚かされました。