- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396612979
感想・レビュー・書評
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★★★
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面白かった。
学校の詰め込みのような授業では、なんでこういう選択をしたのだろう、なんでこういう流れになるの?というところを学べず、歴史が嫌いだった身としては、高校までにこういう本ともっと出会っていたら、もう少し歴史に興味を持って勉強できたかなと・・・
ただ、この本を通して読んだときに、”日本人のこういうところが好きなのだ”というのが、章ごとに繰り返し出てくるので、少し気を削がれました。
もう少し色んな視点から深めてあると最後まで興味深く読めたかと思います。
こういう、流れを汲んだ教科書ができないものでしょうか。。 -
「すごいよ!ポイント」で本当の面白さが見えてくる~「廃藩置県」明治維新(なぜ前代未聞の大革命が成功したのか):「万葉仮名」と日本語(和洋中の粋を集めて発展した「世界言語」):「大化の改新」と藤原氏(ナンバー2が支配する日本統治の始まり):「仏教伝来」と日本人の精神(「ゆるさ」が可能にした浸透との融合と禅の進化):「三世一身の法」とバブル崩壊(日本の土地所有制度はどこから始まったか):「鎖国」とクールジャパン(「日本的」なるものを煮つめた200年):「殖産興業」と日本的資本主義(なぜ日本は資本主義競争に勝ち残れたのか):「占領」と戦後日本(採点!GHQの占領政策)~ちっとも面白くないんですけど
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テーマ毎に歴史を通して流れを追う解説のしかたはわかりやすい。大化改新の意味や天皇と藤原氏の関係、土地制度の移り変わり、鎖国によって日本文化が醸成されたこと、システムを輸入した明治時代といった視点は勉強になった。
改新の詔で公地公民制が定められる。三世一身の法と墾田永年私財法によって荘園制が進む。秀吉の太閤検地によって荘園制を解体。明治の地租改正によって大土地所有者の権利を奪った。GHQの農地改革によって大地主が解体された。
渋沢栄一が日本の資本主義制度を確立した。 -
前半~中盤はざっくりすぎて正直つまんない。日本史のトピックに名を借りた、個人のエッセイ?とか思ってしまったところも。ただ後半の鎖国の価値評価~戦後日本の章は大変興味深く読みました。著者様の書籍は過去の日本史より、これからをどうすべきかの内容のものがあったら読みたいかも。
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西洋思想が面白かったので、日本史にも手を出してみた。
日本史もわりと面白かったです。
読んでて日本人てほんと面白いなって思いました。
流され易くていい加減で、だけど大局は見誤らない。
西洋思想とは違って全体の流れを追ってみるのではなく、
ポイントを挙げて解説していく感じ。
年代ごと追っていきたい人にはあんまり向かないと思う。
でも日本史というものに興味を持てるという点ではいいと思う。
あ、なんかちょっと面白そうじゃない?って思える。
とっかかりになるというか。
冒頭で、「面白いと思えなければ勉強はできない」みたいなことを
著者が書いてるんだけどその通りだなぁと思う。
その「面白い」のきっかけになれる本。 -
クイズのような一問一答形式の受験型の歴史ではなく、その出来事がどういった意味を持つのかという文脈をしっかり掴み取るコツとヒントが満載。教養としての歴史は、外国人と接する場合必須だろう。馬鹿にされないように勉強することをおすすめする。
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面白い「ネタ」がつまっている本。
難しい歴史本ではないので、気軽に読めて、楽しめる。
そして、日本(人)の特徴というか、気質みたいなものを
歴史の重要ポイントから知る事ができる本。
個人的には、
・「明治の翻訳語の発明」の話
・「世界に広がる禅マインド」の話
・「クールジャパンの源流は江戸」の話
などが、興味深かった。 -
斉藤孝氏を好きになったきっかけの本。
<ざっくり世界史>のレビューにも書いていますが、歴史に興味をもちつつも、歴史の勉強を怠ってきた人にはおすすめです!
世界史の方と合わせて読むのがオススメです。