- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396613921
感想・レビュー・書評
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随分過激なタイトルの本だなぁと思われるかも知れませんが、決して英語批判をするだけの内容ではなく、日本に生きる社会人としての心得を学ばせてくれる本となっています。
「今習っている、習おうとしている英語は本当に必要なものなのか?」
「外国で実際に使える英語とはなんなのか?」
「英語を習得しようとするよりもまず学ばなければならないことがあるのではないか?」
などの切り口から、自分たちに必要な“本当の学問”とは何かというところまで踏み込んだ内容に。最後には、残り1割の、本当に英語を必要としている人へのおすすめ英語勉強法も紹介してあります。
小学校英語必修化や、ユニクロ・楽天などの社内英語公用語化のニュースは記憶に新しいところです。
国際交流はもちろん大事ですし、国際化・グローバル化・ボーダーレスなどという言葉も、もう既に当たり前となっている昨今ですが、そんな中だからこそあえて英語というものをもう一度見直すことで、仕事上でもプライベートでも、より洗練された国際交流が出来るようになるかもしれませんね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上手く言えないんだけど、文体がなんとなく松岡正剛さんに似ている気がする。
「何を言いたいのか」「何を伝えたいのか」を突き詰めると
こういった文体に収斂されていくのかなあと思った。 -
企業での英語公用語化、小学校での英語教育に対する違和感は同感。しかし、身につければ世界が広がるという点で、9割の日本人が英語を学ぶ必要がないという点は反対。
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いつも行っている図書館の新着図書の棚で見つけた本です。私は英語が全くダメなので、タイトルに反応してしまいました。著者が成毛眞氏であることも気になった原因のひとつです。
意図的なかなりセンセーショナルな言葉が際立ちます。ただ、著者は、英語を勉強することを全否定しているわけではありません。日本人のうち1割の人々は、十分に英語を使いこなす必要があると認めています。
しかしながら、その他大多数の人々がその目的も不明確なままで「英語礼賛」している状況に大きな疑義を抱いているのです。 -
成毛さんははっきりとものごとをおっしゃる方なので面白いです。外資系に勤めている私は英語を勉強しなければいけない1割の人間ですが、彼のおっしゃることは非常に納得。第5章の推奨本も大変参考になりました。
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内容は読む前に想像していた感じでした。英語を話せるようになるだけで偉くなる訳では無いのだから、その前に日本人として色々勉強しなさい。という事だと思いました。但し、自分は日本の良さを外国の人に知ってもらいたいし、外国の良い所も知りたい。その為に日本語ができる外国人としか話さないつもりにはなれないので、英語は続けますよ。
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資料ID:21105439
請求記号:830.4||N -
思わず納得。
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筆者の書き方がストレートなために非常に読みやすい。
主張にはなるほどと思えるが、主張に対する根拠が弱いところが多々ある。 -
帰りの電車の中で2時間ほどで読めました。とても読みやすいです。
言いたい事は最もで、英語に時間を費やすなら他にもする事あるだろう!と言うわけです。ただこれを知ると戦前のエリート教育がいかに失われたかと言う事と、英語教育がマジョリティになった事による弊害がわかります。
ただ後段にある英語学習法については蛇足だったかと。タイトルで言い切っていることが、なんちゃってになっていましました。(参考にはなるけれど)海外暮らしをする際のサバイブな英語学習であって、逆にエリート学習をもっと具体的に提案した方が良かったんじゃないかな。
ともわれ、本書を読んで英語を学ばないで、漫画やラノベを読む言い訳をする人が増えるんだろうかとか。