虎の城 下

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 77
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632441

感想・レビュー・書評

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  • 好きな作家の1人。
    後に伊予宇和島城の主になる高虎。秀吉の弟秀長に仕えることで闘う事だけではなく、他に秀でたモノを持つことの大切さを感じ、築城に注力していく。武将として、漢としても強さ優しさを持つ主人公にひかれ楽しく読む。
    色々な城を見てきたが、またひとつ城を見て回る楽しみが増えたな。

  • 徳川家康-藤堂高虎、藤堂高虎-渡辺勘兵衛の関係の対比が面白い。両者とも従者が強い利己心を持つが故に、主君に利を取れば信頼に足る人物だと見なされた節がある。しかし結末は、死してなお自らのために働かせた家康と、関ヶ原という一大場面で操いきれなかった高虎という明と暗に分かれる。その姿から、エゴイズムの必要性と危険性が垣間見れ、非常に勉強になった。

著者プロフィール

作家

「2017年 『左近(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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