- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634100
感想・レビュー・書評
-
素敵な父娘のお話しでした。
娘が結婚する時はどんな気持ちになるのかな。
読んでみるとわかるかな、と思いましたが、お父さん、肝がすわっててかっこよすぎ。
肩の荷が下りた、といった言葉があるが、子供を、娘を、実希を荷などと思ったことは一度もない。
娘は、私の生きる支えだった。
なんか、家族に「いつもありがとう」と言ってしまいました。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
早くに母親を亡くし、そこから時間を掛けて築き上げてきた父と娘の関係性が羨ましい。お互いを思いやる気持ちが、よく表現されていた。
-
娘の結婚によって突然できる家族や親せき。
良好な関係を築こうと思っても戸惑うのは避けられない事。
しかし前向きにとらえ善処していこうという父親の姿に好感が持てた。
父親一人で育てた娘の結婚は喜びでもあるが寂しい物。
その寂しさが強調されることなく、読後感が温かくて良かった。 -
題名の通り。だが各家族で色々有る…ラストのお父さんはかっこいいな~
2013.9.6 -
今年26歳になる実希に、結婚を考えている相手がいるらしい。17年前、妻の佳実が事故で亡くなって以来、孝彦が大切に育て上げた娘。その相手というのは、幼馴染みの古市真くんだった。実は、生前の妻は古市夫人と折り合いが悪かったようなのだ。孝彦は真くんに会う決心がつかず……。新たな門出を心から祝うために、父が最後にできること――。
-
タイトルのとおり、娘の結婚のお話。
2016/12/10 -
あまりにも優しい時間が流れている「娘の結婚」までの日々に心が温かくなる。百貨店勤めの父親と、9歳で母親を亡くした娘が過ごしてきた日々。そこに、「娘が結婚を考えている相手がいる」ことから話が展開していく。相手は幼馴染の男性。男性は立派な青年に成長したが、どうもこの青年の母親の事が気になる。「気さくで愛嬌があるんだけど・・・。」の「・・・。」の部分が引っかかるのだ。偶然に出会った、昔の彼女が粋な助けをしてくれたり、あれこれと行動を起こした結論は、男親だからこそ言える言葉だった。父親の背中はやはり広くて偉大だ。