くるすの残光 天の庭

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634575

感想・レビュー・書評

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  • 天草四郎死後に彼の遺志を継いだ者たちが「でうすの御代」を実現させようと江戸に潜伏し戦うファンタジー小説の続編だ。
    他の作品やルポなどで当時のキリシタン弾圧の話などをある程度読んでから触れるといかにもライトノベル的な浅さが気になってしまう。

  • 信仰という意味合いでキリシタンとは別に古来の神を登場させているのものの、何のために登場したのかが正直わからないないし、ヒロインたちも、ここで何のために死んでいったのかも不明。庭師も何のためなのかもわからない。これらのわからないエピソードが収集していくのか、何の関係もないのかわらかないので、何とも言えない。

  • 主人公達切支丹の考え方自体が自己中心的に思われてしまうので天海の考え方と大差が無いように思えてしまいます。
    どちらも自分の信じたものが世界を統べなければいけない、と言う感じで共存はNG。
    唯一神信仰を理解はできても共感出来ない私には説教くさく感じられる巻でした。

    しかし、きよの出番ってあれだけ…?寅は巫女と初体験で報われない終わり方は可哀そうでした。

著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2022年 『モノノ怪 執』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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