ふたり姉妹

著者 :
  • 祥伝社
3.28
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本棚登録 : 342
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634667

感想・レビュー・書評

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  • 「将来は家族になるんだし」でボロ泣き。この言葉自体は平凡なのにこの文脈で出てくる破壊力。
    優秀な姉と天真爛漫な妹のすれ違いからみえてくるほかの登場人物の見えてなかった一面。
    スタイリッシュだと思っていたら実はお茶目な柏木さん、単細胞だと思ってた公太の大人な一面などなど。
    たきわさんのお話だから気持ちよく収束するんだろうけど一体このとっ散らかりをどうやって、と思って読み進めていたら最初の一文だった。

  • 都会で成功してる姉、田舎で安定している妹。妹のほうが弾けて外に出そうなイメージだけどなぁ。
    姉妹であっても人生いろいろってことよ。

  • まさにの姉妹関係で入り込んでしまった。評価がイマイチなのが残念。とても良かった。
    上昇志向で神経質で東京にでてきたキャリアウーマンの聡美と田舎で可愛がられてマイペースに生きてきた妹の愛美。
    ふたつのしるしで絶対の話がでてきた。ここでは絶対なんてないと書かれていた。「絶対」だけでこんなに考えさせられるとは。
    自分にとっての幸せとは何かについても考えさせられた。
    最後の柏木さんの、将来は兄弟なんだからっていうセリフが素敵。聡美が幸せになれそうでよかった。

  • 姉の生き方は息がつまる。妹は姉を羨ましく思ってもなんだかんだいって自分の生き方が好きだろう。妹の方に共感するのは私が妹だからか。姉はいないけど。

  •  柏木さんの物語が、読みたいな。

  • 勧めてくれた母曰く、
    「とても読みやすくて面白かった。ちょっと出来過ぎだとは思うけど、そういう小説もいいよね」
    同感。
    登場人物の描き方が丁寧で良かった。

  • とても読みやすいお話でした。後味、さわやかです♪

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 2016/2/28 読了

  • 東京暮らしをしている姉の聡美と、ずっと田舎で暮らしている妹の愛美。
    ある出来事がキッカケで田舎へ帰省した聡美に、愛美は少しの間だけ生活を取り替えっこしようと持ち掛けて、東京に向かう。まったく別の暮らしをしてきた、性格の違う姉妹。彼女たちは互いの生活に触れて何を思うのか。

    姉妹とはいえ、相手のことをすべてわかっているのかと言えばそうではない。
    もう少し続いてほしかったという点では物足りないが、好きな本だった。

  • ふたり姉妹の娘たち。大きくなったらこんな感じになるのだろうか。母の対応ももっと見たかった…!
    沙織が聡美に育児で悩んでたことを告白するしーん。ボロボロ泣いてしまった。身に覚えがありすぎて、一緒に泣き喚いたときのこどもの対応も同じ過ぎて、横で眠る長女の顔を撫でました(´Д` )

    あんなに言い合ったふたり、最後はお互い納得してのあの感じなのだろうか?それが姉妹なの??

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著者プロフィール

1981年、兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年、『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、デビュー。
著書に『ふたり姉妹』(祥伝社文庫)のほか、『ありえないほどうるさいオルゴール店』『女神のサラダ』『もどかしいほど静かなオルゴール店』『博士の長靴』『ひこぼしをみあげて』など多数。

「2023年 『あなたのご希望の条件は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀧羽麻子の作品

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