いいね! 光源氏くん (フィールコミックスFCswing)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 382
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396766825

作品紹介・あらすじ

コレ、最近の話なんですけどー、
部屋に突然現れた男が〝光源氏〟らしいんです。
そう、平安時代のアレです、モテまくり貴公子のお話『源氏物語』の主人公。

最初、コスプレ不審男だと思って金属バッドでブン殴っちゃった手前、しばらく面倒みることにしたんです。
それからほぼヒモ状態なんですけど、すごく優雅で悪びれなくて……

なんか毎日楽しそうにしてますよ。
ツイッターに和歌とかあげてて、フォロワーもそこそこいるみたい。

女の人はホント好きですねー、彼。
だけど私には手を出してこないんですよね。
あっ でも手を出されたいとかじゃないんですよ(汗)

まあ、なんかワケが分かんないまんま、美形のニートに住み着かれちゃったなぁ
みたいな…?

藤原沙織さん(27)都内在住OL より

感想・レビュー・書評

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  • なぜか光源氏が、28歳OLの部屋へタイムスリップ。

    くすっと笑えて、ほくほく幸せな気分になれる漫画。

    淡々としたトーンで展開されることで、奇想天外な話のはずが、普通におこることのような日常に思えるところがミソ。

    2巻以降で頭中将がでてきて、より面白く。

    出てくる和歌が本格的。
    と思っていたら、歌人の方に作っていただいてたんですね。

    作者は源氏物語のことをきちんと好きなんだろうなと思えるところも好感。

  • 仕事に疲れて帰宅したしおりは、思いついて旅行先で買った簾をクローゼットに下げ、お香を焚いてぼんやりとしていた。
    そこに突然、簾から男が現れる。
    烏帽子に直衣姿の美形。パニックに陥るしおりだったが。

    怪しいコスプレ男だけど、長身の美形。
    しおりは流されるように彼と暮らし始める。
    平安美男って背も低いし、下ぶくれなのでは、とかいろいろツッコミどころはあるものの、光源氏が現代で彼らしく生きたらこうなるのかも。
    感動すると歌を詠み、SNSでいつの間にか歌人として知られてたり。
    妙齢なしおりの複雑な心境がまた笑いを誘う。
    若くてチャラチャラな光ではなく、ちょっと落ち着いた青年ぽいというのがいい感じ。
    古文が苦手なS17に読ませたいんだけど、あさきゆめみしとセットの方が楽しさ倍増かも。

    あ、これ、古文の先生がオススメしてたわー。S17

  • 期待していたのとちょっと違った。
    つまらないとまでは思わないけど、『源氏物語』や光源氏の要素があんまりない気がします。

    出てくる古文の知識が間違っているとか、そういうのはないのですが…。
    光源氏らしさが光くんから感じないので、『源氏物語』をよく知っている人には物足りないかもしれない。
    平安貴族なんて、女房とも関係を持っていたのに。
    光源氏と一つ屋根の下で何も起こらないはずがなかろう、なんてツッコミは野暮なんでしょう。

    もうちょっと『源氏物語』ネタがあるものかと思ってたら、平安貴族がタイムスリップして転がり込んだくらいの内容なので、想像とは違ってました。
    今後頭中将も出てくるらしいので期待しておきます。

    別物としてなら、光くんの無邪気さや人の良さがいいですね。元の光源氏は、貴族らしい気品はあっても強引なところとか、めめしいところもあったので、スイーツを喜んだりするところが可愛く思えます。
    沙織とのやりとりも、男女の関係ではないのが爽やかです。これが男女の恋愛ものに発展しちゃうと、一挙に居候生活が生々しくなってしまうところ。

    ゆるく、楽に読める漫画です。

  • 光源氏がタイムスリップしてくる居候コメディ。居候というか、もはやヒモニート状態です。
    何かにつけて一句詠んでtwitterに投稿する、ハイブリッドな光源氏くん。ゆるく読めて楽しい1冊でした。巻数ついていないけれど、これで完結なのか、まだ続編があるのでしょうか…?

  • 1-5巻読了。高橋源一郎「これはアレだな」つながり。現代日本のOLな部屋にタイムスリップしてきた光源氏。よく考えたら実在しない人物だからタイムスリップではないけど。それがあれよあれよとスマホを持ち、SNSをやり、和歌でオフ会とかなじむのが早すぎる。ライバルの頭中将までタイムスリップしてきて、ホストクラブで働き始めるは。本人たちもまわりも順応早すぎて、何かあるごとに和歌詠みすぎて。テンポよくおかしみもてんこ盛りで、かなり楽しかった。

  • マンガは微妙

  • コレ、最近の話なんですけど…。
    部屋に突然現れた男が”光源氏”らしいんです。
    そう、平安時代のアレです、モテまくり貴公子の
    お話『源氏物語』の主人公。

    まあ、なんかワケが分かんないまんま、美形の
    ニートに住み着かれちゃったなぁ
    みたいな…?

    藤原沙織さん(27)都内在住OLより

  • 『いいね!光源氏くん し~ずん2』
    NHK/毎週月曜放送
    2021年6月7日から
    ――――――――――
    『いいね!光源氏くん』
    NHK/毎週土曜放送
    2020年4月4日から

  • 絵柄が雅。源氏くんがイケメン。和歌の監修がちゃんとついていてすごくリアリティがある。源氏物語が好きな人はIF物語として楽しめそう。ちょっと聖⭐︎お兄さんを思い出した。結局居候しつつも付き合っちゃうんだろうなという想像ができてしまって(違うの?)その先読み進められなかったけど、楽しい1冊。

  • あの光源氏が家に突然現れた!という設定からして面白い漫画。

    和歌をTwitterにあげるあたりも、現代でもやっぱりモテてしまうあたりも笑えます。

    平安貴族と現代のOLという組み合わせなので、会話が噛み合っていないようで噛み合っているあたりも面白い…。

    光源氏の憎めない感じもいとをかし。

    でも、タイムスリップものあるある。
    設定勝ち感に押されてしまっている気になるので、星は3つとさせて頂きました。

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著者プロフィール

2006年「ショーが跳ねたら逢いましょう」(東京漫画社刊)でデビュー。フィール・ヤング(祥伝社)にて連載の「うどんの女」が「このマンガすごい! 2012」のオンナ編第3位にランクイン。2011年からは月刊IKKI(小学館)にて闘牛をテーマにした「Golondrina ゴロンドリーナ」を、2012年からはジャンプ改(集英社)にて若き靴職人を描く「IPPO」を連載。BL誌、女性誌のみならず、青年誌にまで活躍の幅を広げている。

「2021年 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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