寄越す犬、めくる夜 1 (Feelコミックス オンブルー)

  • 祥伝社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396783570

感想・レビュー・書評

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  • 自分と違う世界すぎて共感しにくかった。全体的に暗い話すぎてびっくりしたけど設定も面白いし、続きが気になる!菊池お金返せるのかな..

  • 一気に読んだので、レビューは5巻にて!

  • 痛い、痛い、痛い
    ずぶずぶと転がり落ちていく、真っ暗闇の先が知りたいようで知りたくないような、そんな闇でしたよ。続き怖いな。楽しみだな。

  • なんかまた凄い物を読んでしまった。

  • 続き物のBLは、やきもきするから買うまいと思っていたのに手を出してしまった。
    ただのお人よしだったはずの新谷は、暴力によって興奮する「変態」だった。菊池と須藤、分かりやすく「普通じゃない」二人によって、新谷は自分の底にあるものに気づかされてしまう。
    何より恐ろしく得体が知れないのは自分自身なのではないかという、ホラーな印象を受けた作品。

  • のばらさんはエロとシリアスの配分がめちゃ上手いと思います。秋山くんのときはほんとにエロ!BL!って感じだったけど、「にえるち」とか今回の「寄越す犬」はとてもドラマチック。もっていきかたとか、空気感とかがとてもうまいのだと思う。

  • 行動は変態的に見えるとしても、精神構造は真っ当な人間もいれば、行動・精神構造共に「変態」である、と言うのは全く違うもんだな、と思った。新谷・菊池・須藤、3人とも変態である。人を好きになる情動を動かす原動力と言うか、発火点が「変態」なのである。
    須藤は自分の様にヤクザの愛人として在る人間とは違い、一見まともな新谷に惹かれているが、新谷の性癖及びそれに伴う愛情が捻じ曲がっているのを見抜いている訳だ。新谷が「自分が行った事に対して与えられている」と言う事を責任転嫁して愚痴をこぼすような、人間としてはどこまでも幼稚な菊池に惹かれるのは「みじめなものを見るのが好き」だからだ。彼は菊池とのトラブルに巻き込まれるまで気付いてなかったようだが、ヤクザが経営していると解っているバーに勤めている時点で自ら「危険」に近づいて行っている。彼は恐らく不幸フェチなのだろう。菊池は性根が「下僕」であり、下僕としては質が良くないので(見目は良いが)故に下僕を飼うには「脅す」「乱暴する」と言う手段しか取れない下劣で品のない人間しか寄って来ない。色んな意味で他者に対しての依存度が高いので、現状、優しくしてくれる新谷に依存しているだけなのか、違うのか、自分の頭で考えられるようになるといいのになぁ、菊池…。
    性的な行為を強要される、と言う図式であると言うのは須藤にしろ菊池にしろ、彼らの方の主観で分け隔てている訳だ。これは金の為・契約と決めてるのは彼らの方で、新谷だけは別、と思っているのも彼らだけである。須藤と菊池が「負」を背負ってなかったら、新谷は彼らを抱けたんだろうか。この辺りを描いてくれると面白いなぁ。
    1巻分もずっとon BLUEで読んでいたが、まとまるとこの3人の様相がよく見えてくる。1巻以降の2話分、速攻で読んだが、単なる舞台設定ではなく極道ものの色が濃くなって来ている。設定はヨネダさんの『囀る~』に似ている。菊池が頭が悪いから言葉を持たない、ゆえに単純な思考でしか考えられない、と言う描写が秀逸。
    自分が、性的には根っからノーマルだな、って実感した。これ、新谷・須藤・菊池の誰に対して本能的に自分とどう照らし合わせるかで読み手の性癖が暴露される作品だな、って思ったわ。

  • ▼あらすじ
    舞台はヤクザ経営のカジノ。バイトの新谷はチンピラ・菊池がやっていた金の横領に巻き込まれ、制裁を受けることに。制裁は「菊池をカメラの前で犯すこと」。泣きじゃくる菊池を犯した新谷は、同情のまま家に連れ帰る。同居しながら菊池の借金を一緒に返そうとする新谷だったが、ヤクザの情婦である須藤に1回30万円の肉体関係を持ちかけられ……。

    ***

    ──新谷くんは「カワイソウ」な奴に勃つんだろ

    「極めて凶悪なW受。」
    という帯のインパクトのある煽りを見て気になったので購入しました。
    内容の方は、お人好しな一般人(攻)が壊れてる系(受)とドン底系(受)の両方に好かれるというドロドロ三角関係なお話です。
    予想はしていたけど、内容の方は大分ブラックで重たかったです…。

    攻めはカジノバーでバイトする一般人、新谷。
    受けは同じバーでディーラーとして働いていたクズのチンピラ、菊池…と、バーのオーナーで実はヤクザ組織の会長のオンナである須藤の二人。

    カジノバーで働いてこそいるけど真面目で常識人(一応)だった彼がひょんな事から面倒な事に巻き込まれていくのですが、お人好しが災いしてか、はたまた新谷もちょっとおかしくなりつつあるのか、途中からは自ら泥沼に足を突っ込んで行ってる感じがしてならない。
    明るい未来が見えないどころか、どっちに転んでも嫌な予感しかしません…。
    この、読み進める毎にどんどん道を踏み外して行く感じがとにかく恐ろしいです。

    個人的には菊池が凄く好きなので、彼が今後どうなるのか凄く気になります。
    本当にドン底系のクズなんだけどどこか放っておけないというか、ツンツンしているように見えて心を開いた相手にはとことん懐くという犬みたいな性格がとにかく可愛くて堪りません…!
    なので新谷とのちょいラブなエロシーンは激しく萌えました。
    それと同時に菊池の危なっかしさに見ていてハラハラしたりと本当に色んな意味で気になるキャラです。気になり過ぎる!(笑)

    新谷には妹もいるし、今後どんな風に物語が進んでいくのか楽しみな反面、知るのが怖いという…。
    最終的には新谷が常識人の振りして一番おかしくなりそうで怖い。
    とりあえず2巻に期待大!

  • お人好し攻×クズのチンピラ受×ヤクザの"オンナ"受。ヤクザ経営のカジノを舞台に、あがけばあがくほど泥沼にハマるどうしようもない三角関係が展開される。とにかく下衆い!クズい!可愛い!痛いエロや胸くそ展開、ビッチ受け、身体だけの関係が好きなら読むべき。後味はよくないけどめちゃくちゃ萌える。この先の展開に期待。

  • 登場人物全員ヤンデレパーティwww
    のばらさんガチでヤクザでディーラーだったみたいにリアルw
    これは問題作やでぇ…

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