東京BABYLON―A save for Tokyo city story (1) (ウィングス文庫) (WINGS COMICS BUNKO)

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403500268

感想・レビュー・書評

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  • やはりというか何というか、複雑な人間関係の物語が始まったなぁと。昴流と北都と星史郎のトリオは、なんて不自然でミステリアスで、そしてなんでこんなに興味を引くのだろう。
    また、舞台設定も面白い。連載が90年ということもあり、バブル絶頂期の東京を古代バビロニアに、東京タワーをバベルの塔に重ね合わせるという面白さ。
    そして主人公は現代の陰陽師で、欲望渦巻く東京の女性たちを救う一話完結のストーリー。
    これからクランプのことだから加速度的にめまぐるしくドラマが展開するに違いない。
    はよ読もう。

  • 珍しく、大昔の漫画を読み出してみた。

    正に青春時代に憧れた魔界都市東京が載ってる(笑)。
    でも、好きだったんだよね~。主人公の年齢をとっくに追い越し、桜塚守の歳も追い越したか。
    今読んでも色褪せないダークなネタ選びがスゴい。
    東京タワーの話、今ならスカイツリーになるのかな。
    久しぶりに再読満喫中。

  • 図書館の寄贈本で、懐かしい感じがしたので読んでみた。あぁ、クランプさん懐かしい~って感じだった。そして時代を感じるものの、彼女らのファッションセンスはやはり凄いと思う。とてもお洒落。

  • すぐに読めて、でもあんまり長くないのが読みたかったとき、5巻セットで売ってたのを見つけて購入。 笑いもあるけどシリアスな内容でした。さすがCLAMP! じゃっかんBLくさいww知らなかったからびっくりしたのです。 このあとXが読みたくなりました。

  • 思ったものと違ったけど、早く続きが読みたい~

  • 星史郎さんが好きです。来るとか思ってたけど、この展開はきて欲しくなかった・・・と思いましたが、これもまた、CLAMPさんのだよな~と思わせる作品です。

  • 双子の姉弟が好きで微笑ましかったが…ドンドン残酷な展開になり怖いくらいだった。ラストは…正直納得できるものではなかったけどある意味CLAMP
    さんらしいといえばらしい。

  • CLAMP作品の中で、一番好きなのがコレ。初めて読んだ時の衝撃は今でも忘れられない。この作品の最終回は、漫画史に残る大事件だと思う。あまりにも救いが無さすぎて絶句してしまった。この作品の因縁は、別作品である「X」に受け継がれている。あと、カラー原画の色使いがとても素敵。ウィングスコミックスデラックス全7巻、ウィングスコミックス文庫全5巻。

  • CLAMPで一番印象がある作品です。

    ストーリーもキャラクターもインパクトもどれをとっても素晴らしい出来だと思います。

  • あなたは『東京』がきらいですか?

    現代の陰陽師の頂点に立つ主人公、昴流と、その双子の姉で
    術は数える程しか使えないが明るく弟を支える北都。
    そして謎の暗殺集団「桜塚護」である星史郎。
    この3人の奇妙な関係にいじめ・宗教団体・高齢者問題・虐待など
    社会的問題が主となり話が進んでいく。
    現代版ではあるが陰陽師という古代のものと、現在の社会問題との
    掛け合わせが面白い。
    そして一番注目されるのは上記3人の関係性である。
    昴流に一目惚れをし、好きだと繰り返す星史郎、またそんな彼と
    交流を持ちながらも「何か」に気付いている北都、そして誰にでも
    優しく利他的な昴流。
    この関係性は特に大きな進展を見せずに、物語は進むが、だんだん
    それは剥がれ断片的にではあるが真実を映していく。
    そしてある事件をきっかけにそれは全貌を見せ、読者の衝撃を
    掻っ攫っていった。
    またそれに続く展開もあまりにショッキングであり、娯楽として
    読むには辛いものもあると思う。
    しかし、ストーリー性とキャラクター性とどこをとっても面白く、
    古い作品ながらも全く色褪せてはいない。
    2人の関係性はそのまま「X」に移行し、結末を迎える。
    彼等のBABYLONからXにかけての想いを具現化した願いが切ない。

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