- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403522406
感想・レビュー・書評
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心の声が聞こえてしまう故に人を信じることができない攻め。だけど彼が一番「人を信じること」を渇望していたのでは?
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前作の言の葉の花も良かったけどそれ以上に良かったと思う。
BL云々を抜きにしても、恋愛だけでなくこの世界で生きていく以上、言葉にしなくても分かってもらおうなんてのは甘えで、きちんと言葉にしなければ相手には伝わらないこと、相手の言葉を、相手を信じられなければ、疑心暗鬼に陥ってしまうだけだと実感できた。 -
こっちのお話の方が好きです
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前作言ノ葉ノ花のスピンオフ
前回とは違い、今度は生まれつき心の声が聞こえる仮原
仮原の駄目っぷりにイライラする所もあるのですが、どこか憎めない(笑)
そして、どこまでもお人よしな藤野
どうしてここまでいい人なのか!と突っ込みたくなるくらいお人好し
でもそんか藤野だから仮原も惹かれたのかな、と
少しづつ変化していく仮原の心情がとても丁寧に描かれていると思います
所々に出てくる占い師も重要なポイントです
前作の方が好きな私はラストで号泣してしまいました -
個人的には花よりこちらのほうが好きです。
今度のお話は攻めのほうが他人の心が読めるお話です。
攻めがどうしようもなくダメな奴なんですがどこか憎めない。
なんだかんだで受けが攻めを受け入れて愛してしまうのもわかるような。
攻めが遊びのつもりだったのにどんどん受けに惹かれていき、
空回りしてもがく様が素敵でした。 -
生まれつき人の心の声が聞ける仮原は、それを利用してずる賢く生きてきた。
ある日、車と接触してケガをする。その車に乗っていたのが大学准教授の藤野だった。
仮原が初めて出会った心の声と口で発する言葉が全く同じ人間。
まるで輪唱のように響く藤野の“声”と言葉を心地よく感じ、そんな自分に苛立った仮原は、
藤野がゲイであると知り、偽りで彼に「好きだ」と告げるが……。