- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403522833
感想・レビュー・書評
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受が離婚したものの既婚者で子持ちという月村さんにしては珍しいケース。受が悲観的というか将来に希望を持てずにイライラしているので、個人的に好きになれず。そんな受を攻がいい方向に導いていくのだけど、受を好きになれないとちょっとつらいかも。
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一冊丸ごと素敵本でした。
家族の愛から恋愛と友情。すべてが綺麗に描かれていた作品で、暖かく切ないお話でした。 -
よくある同級生再会モノって感じではあるけど、楽しく読めました。
開店準備予定パン職人×ダメパン屋(妻子持ち)
若い頃親に反抗したいがために、なんとなく子持ちの女と結婚して、双子とパン屋を押し付けられたまま妻は家出。なんとなくパン屋をやってる太一は、物件の売り手を探していた。旧知の不動産屋に紹介された買い手は高校時代の同級生の長谷部だった。彼には売らないと断る太一だったが、長谷部はそれとは別として太一のパン屋で働かせて欲しいとやってきて・・・。
お話は可愛らしくていいんだけど、とにかく「え?でも太一まだ一応既婚者だよ?」ってのがちょっと気になったりー。すぐ離婚してもらえるのでしょうか。そして長谷部とパン屋・・・?でもそしたら双子ちゃんたちは・・・?とかちょっと考えてしまいます。
長谷部との間の高校時代の苦い思い出とか、太一の親との確執とか、双子たちへの思いとかそういうのがうまく織り込まれたお話だなーと思いました。 -
親子愛・家族愛。もちろんふたりの恋愛も。
人生投げやりに生きてる太一。自分を守る為とは言え何事からも逃げて惰性に生きてる太一の元にも高校の同級生・長谷部が現れ、長谷部の存在に心を開いていく太一…。もちろん長谷部の存在も大きいが双子の万里と千里の存在も!脇も出しゃばり過ぎず重要所での存在感。
読んでいて嫌味にならず気持ちよく読めました。 -
恋愛だけじゃなく脇役たちにも血が通ってる月村作品。
今回は『親子の愛>主人公たちの恋愛』って感じだったなぁ。それもまたよし。
そして『あとがき』を読んで思わず奥付を確認してしまったのでしたw -
太一の投げやり気味で不器用なところがとても愛おしく感じました。側にいたらたぶんめんどくさいとは思いますけれど。
なんだかんだ言いながらも双子たちを大事にしているし、また心の支えにもなってる。
そして長谷部が積極的で楽しい!
最初は「太一の思い出の中の長谷部」のイメージがあってその修正がなかなか追いつかなかったのですけれど。
ムッツリスケベって言われて「北川に対してはあからさまにスケベなつもりだ」って返すところが個人的にツボでした。
亜美とのことはどうなるんだろとかいろいろ気になるところはありますが、全体としてとてもいいお話でした。 -
★3.5。親子愛、家族愛にほんわかホロリと良い話だった…。よく考えてみれば子供を捨てた母親、離婚してないのに攻と恋仲の受など、かなりヘビーな状況なんですが。受、あのままじゃ不倫になるけど、離婚しないんだろうか??離婚したら親権とか難しいのかな…。BL的にも、同級生の再会モノに弱いので美味しいシチュでした。ちょっと受が露悪的過ぎたのと、親子愛に気を取られたので萌えはそこまで行かなかったけど、面白く読めました。
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BLはあまり新規開拓せず作家買いなのですが、買ってみて良かったなと思いました。人間性の成長とかそういう部分に重点が置いてあって好きです。
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長谷部の想いの強さ、積極的にきゅんときた。