- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403523687
作品紹介・あらすじ
キャリア官僚として順調に出世コースを歩む逸見は、親友にしてライバルでもあった同期の御手洗一樹と、二年ぶりに再会する。型破りすぎて左遷されていた御手洗は、逸見によそよそしい態度をとってくる。だが、仕事で顔を合わせるうち、やはり彼と共に歩みたいと願う逸見だった。そんなある日、御手洗の報告書が政治献金絡みで揉み消しを求められる。案じる逸見に、御手洗は長年秘めていた恋心を突きつけてきて…?
感想・レビュー・書評
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★3.4
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霞ヶ関官僚もの。
ちゃんとスーツ!
なんだけどもっとみっちり仕事しててもいいと思った!
でもこれ以上仕事ばっかりだと池井戸潤とかになってしまうのか…
あくまでもBLがメインである以上、これくらいで満足せねばならないのか…
攻の仕事がちょっといかにも嘘くさいのと、あと攻が受に固着したきっかけが
「顔」だったというところでもちょっと…説得力が…
ただ、官僚が高校生の男の子とかを連れ込んで億ションでいちゃついてて
仕事描写ゼロ、みたいななんちゃって官僚ものよりはだいぶいいです。 -
んんー。舞台が霞ヶ関で堅い話だからなのか人物像がすっと浮かんでこなくて、イマイチ入り込めず。同時収録のスピンオフのお話の方が好きだった。
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何故だかわからないけれど読み進められなくて放置してたのをやっと読了。一見チャラい攻めと堅物っぽい受けの人の組み合わせが苦手だったのかな? よくわかりません。
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仕事の描写が面白いワーキングBL系。10年秘めた愛にしては、ノンケ受けの切り替えっぷりが早い。カッコいい攻めですが、スーツにストールは私的にいかんのです。
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霞ヶ関〜とスピンオフ御手洗一樹の先入ファイルの二話。
しかし雑誌掲載は御手洗〜の方で、逆に霞ヶ関がスピンオフだそうです。
どちらも仕事がしっかり描かれていますがラブは少な目、好きになる過程がもう少し欲しい。
霞ヶ関での御手洗がどんな人物か、なかなか掴めなかった。 -
最近増えてきた官僚BL。色気とは無縁でお堅いイメージしかない国家公務員という職業だからこその、ギャップ萌え!
お仕事ものと言えば、やはりいつきセンセです。
いつも書いていますが、単にキャラの肩書きだけには終わらせることなく、仕事の内容をリアルかつ詳細に描き、読み終わった頃にはその職のことがかなり理解できるようになっているのです。
キャリア官僚同期のライバルでありながら、深い友情を育んできた逸見と一樹。一方は出世街道を順調にたどり、一方は左遷され覆面捜査官として暗躍と、立場が変化してもなお断ち切ることのできない思い、そしてそんな二人が結託して、ある重要な法案を通すことに成功します。
エリートでライバルの二人がデキるなんて、常識的にありえないんだけど…でもありえるよね?と思わせてくれるドリーム。まさに体験させていただきました!どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなの?と、境目がわからないところがとってもいいんですよね~
仕事にも色恋にも、二人とも色々と策略をめぐらせていて頭脳明晰なところをいかんなく発揮していたのが、官僚らしさを引き立てていて面白かったです。特に逸見は頭の中でいろいろ考えすぎて、仕事にも友情にもすごく真摯に向き合っていて真面目な性格。
一樹にものすごく恋しているのに、友情!!と思ってるところがお堅い官僚ぽくて萌えました。
一樹の官僚らしからぬ自由さは育った環境のせいだと思うととても納得。ポジティブで型にはまらないところはゆくゆくは大物の風格もあってカッコよかったです。
…ただこれ、介護士のお仕事もののスピンオフだったんですね。こちらの話では一樹が完全なる当て馬状態だったのでそこはほっとしたんですが、二作ともすごい好みのストーリーだったんですよね…
なので、どちらももうちょっとじっくりたっぷり読みたかったです。二つ収録されていたせいで、どちらも駆け足的な展開になっていた気がします。
エロも好みだったけど、もっとスリリングでドキドキするシチュの一樹×逸見と、カノウさん×玲の絡みを見てみたかったです。Hのマニュアル調べてた逸見は彼らしくてすごくかわいかったですw