妄想炸裂 (ウィングス文庫)

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  • 新書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403540721

感想・レビュー・書評

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  • 2017.4.7 読了
    2017-14

  • 再読。エッセイ。文章が面白くてニヤニヤが止まらない。私もルトガー・ハウアー大好きだったなあ。「新春妄想大会」では箱根駅伝ホモ話が小説ネタとして残されている。ここから5年後くらいにホントにあの名作を書いちゃったんだ。走(かける)とか清瀬とかの名前もすでに生まれてるし。スゲー。三味線は全然上手くならなかったようだが、私のイチオシの文楽小説は生まれてるし。いろんなモノが詰まっているおもちゃ箱みたい(なんつー陳腐な表現)で楽しかった。

  • 3.5
    やはり三浦さんのエッセイは笑えて面白い。

  • 日頃のちょっとした事から広がる物語について書いてある

  • 文章がすごく面白い。

    しかし、このテンションの人とは多分友達になれないし、だからこそ本で覗き見るのが良い。

  • 三浦しをん「妄想炸裂」読了。順調に、しをんさんのエッセイが我が家の本棚に蓄積されていきます(ºωº)
    「妄想炸裂」は、しをんさんの2作目のエッセイで、好きなことを好きなだけ書いている印象(勿論そこに精査はある)で、伸び伸びとしたオタクエッセイだった(^◇^)

    個人的には、「妄想炸裂」の期間中に、
    津軽三味線始める→マメができるほど熱中する→辞める
    という縦軸の物語(意図は無いだろうけどw)にシンパシーを感じた(笑)色々興味は持ちたいのよ、うん(^◇^)!!←

    あと、羽海野先生の同人誌時代を知っていて魅力を感じていて、その人に表紙書いてもらえるの、美しい物語すぎる…。若かりし日の、才能ある文筆家と才能ある漫画家の共演…。麗しい…。

    一昔前のドラマ見て、「えっ。出演者豪華すぎ。」ってなる感覚。

    あと、三浦しをんさん、エッセイ「妄想炸裂」(2001)で、駅伝物の小説が書きたいと仰っていて、5年後に「風が強く吹いている」を出版という、有言実行感たるや…!インプットされた漫画や小説の感性が、小説にアウトプットされ…。インプットされた漫画や小説の感情が、エッセイに出力されていると。

  • やっぱりしをん先生の「イライラに対する復讐妄想」は笑える。考えるよね、こういうこと…。
    でもそれをこんなエネルギー溢れる文章には出来ないなあ。

  • 安定の面白さ、でも友達にはかせない…
    「新春妄想大会開幕」を読んでこれを書いた人が「風が強く吹いている」を書いたんだなと思うと感慨深いです

  • 最初期のエッセイ。
    14年近く前だから、話題は古いけど文章は色褪せない。
    よもや羽海野チカを同人誌時代から知っているとは思わなくて驚き。
    『ハチミツとクローバー』も今や幻の宝島社版で、またビックリ。
    まさか、その後2度も移籍するとは、誰も思ってなかったんだろうな。
    箱根駅伝の妄想も『風が強く吹いている』につながってるのかな?と思うと、どこでどう転ぶかわからないなという気がする。
    日頃、自分が感じていることと、同じことを書いてくれているので、自分だけじゃないんだと、ちょっと安心。
    BLメインの出版社なので、手に取りづらいのが玉に瑕(>_<)

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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