【合本版】私の財産告白 私の生活流儀 人生計画の立て方

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408421223

作品紹介・あらすじ

時代を超えて読み継がれる
本多静六の三部作を一冊に凝縮!

半世紀以上にわたって読み継がれ、多くの成功者に影響を与えたお金と人生の真実を明かした「私の財産告白」。
健康長寿と家庭幸福、そして死ぬまで元気に生きるための秘訣を伝授する「私の生活流儀」。
人生の設計図を描くことが豊かに暮らすための道と説いた「人生計画の立て方」。
東大教授にして蓄財の神様として知られる本多静六の名著・三部作を一冊にまとめた愛蔵版!

本多静六没後70年×実業之日本社創業125周年記念出版


「誰もがわかっている、誰もが知っているごく当たり前のことしか本多静六は語っていない。しかし、だからこそ、これが強烈なパンチなのだ」
岡本吏郎氏|『私の財産告白』解説より

「これらの本は、私にとっての『恩書』であり、困難ないまの時代を生きる人にとって、なによりの贈り物である」
渡部昇一氏|『私の生活流儀』解説より

「多くの人が、手っ取り早く儲けてやろうと考えている現代にこそ、こういう骨太な哲学が必要なのではないかと感じます」
本田健氏|『人生計画の立て方』解説より

「令和の時代に生きる若者なら、現代社会をサバイバルゲームと考えるのも一興だろう。そして、そのサバイバルゲームを生き残るための強力なアイテムをいくつも与えてくれるのが本多静六なのだ」
北康利氏|本書 解説より

感想・レビュー・書評

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  • ■読んだ背景、リンク
    山口周の本で仕事の道楽化について言及あり
    図書館


    ■本のポイント

    ■私の財産告白
    「四分の一貯金法」※臨時収入は全て

    好景気時代には、勤倹貯蓄
    不景気時代には、思い切った投資を
    時期を逸せず巧みに繰り返す


    二杯の天丼はうまく食えない。人生の幸福は、地位の高低ではなく、動きつつある方向次第である。

    常に社会情勢を見守れ

    職業の道楽化

    ■人生設計の秘訣

    人生即努力、努力即幸福

    計画性のある日常生活
    計画なくして自由なし。
    人生計画は向上心の充足、つまり「努力の予定表」である

    人生計画は、第一次、第二次と更新していく

    家庭内で困ったらジャン憲法(ジャンケン)で、つまらぬ日常生活の邪気、慢気、争気を放棄する

    チャンスをつかむ用意(旅行先で珍しいもののサイズを測っていた)

    老後の別居(隠居)は、2-3軒離れたところがよい

    働きざかりのときこそ遺言状を常備しておくべき

    福沢諭吉「若くして長上に交わり、年老いて若い人々に交われ」

    逝く水の如くに
    如水

    ★老癖六歌撰
    どうなる気短かになる愚痴になる
    思いつくことみな古くなる

    聞きたがる死にともながる淋しがる
    出しゃばりたがる世話焼きたがる

    またしても同じ話に孫褒める
    独りしゃべって人に言わせず

    今を貶し昔を褒めて今朝のこと
    昼は忘れてまた聞き直す

    新しい科学まなばず古くさい
    詩歌や古典をまた繰り返す

    今の世に善き事あれど悪しき事
    まず目につきて世の厭わるる

    ★老人自戒七訓
    名利と齢とに超越して、日にあらた とし努力を楽しむ。
    ただし、他人の名利と齢とはこれを尊重すること

    二、他者、来訪者の言に傾聴して、問われざるは語らず。

    三、自慢話、昔話、長談義はこれを慎み、同じことを繰り返さぬ。

    四、若人の短所、欠点、失敗を叱らず、かえって同情的にその善後策を教える。

    五、若人の意見、行動、計画を頭からけなさず、できるだけそれを生かし、助長す る。ただし、その欠点や危険に気づいた場合は、参考までにアッサリと注意する。

    六、老人の創意、創作は、一度若人達の意見に徴し、その賛成を得た上で発表する。 しかも、その功は若人に譲り、責はみずから負うことにする。

    七 、会議、会合にはまず若人に発言させ、老人みずからはその後に発言する。しか

    も、なるべく若人の言を生かし、補正すべきは補正、いわゆる錦上さらに花を添 える意味にしゃべること。


    ■示唆、感想
    70年前の本だが、現代も同じだなーと思うことが多数。
    それだけ生活を送る上での課題は、今も昔も変わらないということか。
    ならば、昔の人の知恵は今でも大概は役に立つはず


    ■発行時期

    昭和25年

  • 三部作でボリュームがすごかったです。
    それぞれについてる解説が良かったです。

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著者プロフィール

1866(慶応2)年、埼玉県菖蒲町(当時は河原井村)生まれ。苦学の末、1884(明治17)年に東京山林学校(のちの東京農科大学、現在の東京大学農学部)に入学。一度は落第するも猛勉強して首席で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を得る。
1892年(明治25)年、東京農科大学の助教授となり、「4分の1天引き貯金」と1日1頁の原稿執筆を開始。1900年には教授に昇任し、研究生活のかたわら植林・造園・産業振興など多方面で活躍するだけでなく、独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。
1927(昭和2)年の定年体感を期に、全財産を匿名で寄附。その後も「人生即努力、努力即幸福」のモットーのもと、戦中戦後を通じて働学併進の簡素生活を続け、370冊余りの著作を残した。
1952(昭和27)年1月、85歳で逝去。

「2023年 『マンガ 本多静六「私の財産告白」 伝説の億万長者に学ぶ貯金と資産の増やし方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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