たまゆらり

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 59
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535500

作品紹介・あらすじ

異界に越境し浮遊する小説家の"念"が死者の魂を招き寄せる…ホラー短編の名手が贈る待望の新作。哀惜と戦慄の物語11編。

感想・レビュー・書評

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  • 2019.11.13完了
    たまゆらり、御霊の話だね。
    終わりになって気づく。
    鈍感である。
    オレにとってこの方の書物は読み易さNO.1
    短編というのも、まあありとする。

  • (収録作品)声にしてごらん/うたがい/あの子はだあれ/悪魔/たまゆらり/ゆがみ/とまどい/私のたから/幻影/怖くない/隠れ里

  • あっさりめの怖さ、が高橋さんの味なんだと思う。
    骨の髄まで怖くはないけど、
    なんとなく身近にありそう。

  • 作家が主人公のホラー短編集。不確かな記憶に違和感を覚えるうち、その理由が明らかになっていくという展開が多いか。正直それほど目新しさも深みも感じなかった。時々まあまあ面白いかなと思える話は入るものの、全体的にはいまいち垢抜けない印象。

  • ホラー短編集。
    あー、内容忘れた・・・・

  • 1話目の「声にしてごらん」から怖かったです。
    夜に一人で読んではいけないかも(笑)
    短編なのですが、同じ主人公なのかな?
    どの主人公も男性の小説家っぽいのですが??

    暑い中、背筋がぞっーーと…

  • ホラー短編集。でも雰囲気は、ホラーというより怪談に近いかも。異世界感がさほどないけれど、どこかしら日常と少しだけずれてしまったような感覚。ひっそりと忍び寄るかのような穏やかな恐怖を感じさせられます。
    お気に入りは「ゆがみ」。この情景は思い浮かべると美しいのだけれど……。実際にあれを手に入れてやってみたくなるような心地です。でもこれは怖い。キングの「IT」も連想してしまいました。○○○ってやっぱり恐怖の対象ですね。

  • 久々のホラー短編集。
    遠野だったり記憶だったり、テーマは相変わらず。
    ちょっと無理やりなとこも変わらず。
    あんまり怖くはなかったです。

  • 高橋克彦を始めて呼んだ。同作家『竜の柩』を読もうと思って、その第一巻だけブクオフ100円で手に入れたのだけど、2巻以降がなかなか手に入らなくて読まずにそのままにしてある。この『たまゆらり』は高橋克彦の最新刊らしかったのでTSKで手にとって読んでみた。まあ、普通だった。ちょっと退屈なホラー短編集だったな。やはり『竜の柩」に期待することにしよう。

  • すべて短編で、繋がっているわけではなさそうです。
    最初の方、語り手が『旦那』目線だったので
    同じ家庭で起きた事? と思って読んでいました。

    最後はそれほど怖くはなかったですが、それ以外は
    読後感がぞっとするようなものばかり。
    ひとつひとつ短いので読みやすいですが
    1人で思い出さないようにした方がいいですね…。

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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