- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408536361
感想・レビュー・書評
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L 商い同心お調べ帖
元定廻りで隠密同心。顔の濃さを理由に商店の行いや価格をチェックする諸色調掛同心。30過ぎで見た目はいいが、妹の忘れ形見の姪っ子と飯炊き女と同居。…この設定、いささか無理があるような。
事件の解決は残念ながら御都合主義で、解決の糸口が明らかになったあとはその後の結果のみなのでいささか物足りないが、逆にそれが持ち味とも言える。引っ張れそうなネタも次々に解決はしてしまって先は見えているが、お役目柄ほかの小ネタだけでも一冊書いていただけそう。 -
北町奉行の、江戸市中での物の値段を見張る諸式調掛方同心の澤本神人(じんにん)の冴えた推理と、時代劇に特有の人情描写が心地良い短編集。結構楽しめた。ちょっと推理に無理があるのはご愛敬か。
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同心にも色々な種類があるものだ。「顔が濃い」と言う理由から隠密同心から諸色調掛(物価の安定を守る)同心へお役替えとなった主人公。短編連作7作。「なるようになる」が口癖で、食いしん坊で計算早い小物がお供。仕事の内容絡みからの事件解決と、主人公の先も気になる!
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「商い同心」というポジション新鮮でした。
続き読みたいな~♪ -
食べ物がやたらでてきます。今の方が絶対に美味しいものが豊富だろうに、江戸のお話にでてくる食べ物というのはどうしてこうもうまそうなのでしょう。おからの稲荷とか、どう考えてもおいしそうではないのに、たまらなくたべたくなります。季節、空気そのほかもろもろの風情なんでしょうね。
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面白いんだけど 表紙の絵が漫画じみていただけない
狐のお面をかぶったおからの稲荷鮨やほろりとくるほど良いお話だけに残念だ
最後に親父狐娘狐子供狐面の稲荷鮨屋に商売繁盛好いね