七日じゃ映画は撮れません

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536408

作品紹介・あらすじ

幻の脚本を撮るために集結した異能の映画職人たちの全人生を賭した奮闘を圧倒的なスケールで描く!

感想・レビュー・書評

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  • 一部が失われた脚本を、腕は最高だけど曲者揃いのスタッフが映画化していく話。
    前半はそれぞれのスタッフのオムニバス短編、後半はオムニバスに出てきたスタッフが勢揃いして映画を作る話。
    美術チーム、バンディットワークスのくだりは、伊坂幸太郎さんのスパイもののような雰囲気で面白かった。
    全体的に誰が映画の妨害をしているの?なんのために?という疑問で先に引っ張られていくから、最終的な答え合わせがハッキリされないまま終わってしまってがっかり。
    映画に対する精神論的な描写が多いので、ピンとこないところが多々あったかな、、、

  • う~ん、★×3.5…
    映画情報が満載なのはいいけど、文章も別段よいんだけど、「…で?」って感じの終わり方でモヤット~。誰かわかりやすく解説してくれませんかね…

  • どんな本かな?という興味で読み始めました。映画批評かな?とも思ったけど、この厚さでそれもなさそうだし・・・あれ?短編集?でもなかった。
    前半はそれぞれの撮影スタッフの連作短編になっており、後半は一堂に会して「天使にまつわる散逸した脚本」を映画にしていく。
    こういう作りの話は大好きです。
    作者自身がきっと映画好きなんだろうなあ、と。そういうバックボーンがあるからこそしっかりとした読み応えなんじゃないのかな?と思いました。自分は映画ってほとんど観ることなくて専ら本を読むばっかりですが、こういうところから通じて映画を知れるってのもなかなかに楽しかったです。

  • 映画作りに携わる人と撮影現場のお話。映画を愛する人には楽しめるのかもしれませんが、さほど思い入れのない俺には退屈な580ページでした。ミステリ要素もあるにはあるんですがなんとも腑に落ちないエピローグだし、何より、映画に関するキーワードが出てくるたびに現れる()付き一口コメントがわずらわしくって読書のリズムを妨げます。

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著者プロフィール

1977年東京都生まれ。2008年『地図男』で、第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー。同年『庵堂三兄弟の聖職』で第15回日本ホラー小説大賞、『東京ヴァンパイア・ファイナンス』で第15回電撃小説大賞銀賞、『RANK』で第3回ポプラ社小説大賞特別賞をそれぞれ受賞。2018年に刊行した『宝島』で第9回山田風太郎賞、第160回直木三十五賞、第5回沖縄書店大賞を受賞。著書にはほかに『畦と銃』『墓頭』『しるしなきもの』『黄昏旅団』『夜の淵をひと廻り』『われらの世紀』などがある。


「2021年 『宝島(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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