疾風ロンド (実業之日本社文庫)

著者 : 東野圭吾

• 実業之日本社 (2013年11月15日発売)

感想・レビュー・書評

[こちゃまめさんの感想 · 2020年9月26日]

ジェットコースターのようなスピード感、一気に読み終えました。ハラハラしたり、ニヤッとしたり、気持ちを振り回される感が、心地よかったです。
スキーが身近なスポーツという環境で育ったので、スキー場の描写に懐かしさを感じました。

[namiさんの感想 · 2022年1月23日]

次の展開が気になってスラスラ読めた
オチも綺麗に収まってたと思う

それぞれの登場人物が
大事な役目を果たしとった
秀人は
スキー場の特定、生物兵器の特定
父親が誤った道に進まんように説得もして
大事な仕事をきちんと手伝ったと思う

[S.Rさんの感想 · 2021年5月3日]

殺人ウイルスが盗まれ、その犯人を追うためにスキー客に扮して操作を行う物語。スキー場が舞台と言うこともあり爽快感のある物語展開にとてもわくわくして読むことが出来た。最後のシーンはクスッと笑えるものになっているところもとても良い〆であると思った。

[みいねさんの感想 · 2020年6月6日]

非常におもしろかった。最後の最後まで、どういうオチをつけるんだろうとわくわくさせられた。

事件内容としてはシリアスなんだけれど、これ、笑わせにきてるよね？という部分がちらほらあり、情景が脳内再生されて堪えきれず笑ってしまった。

[ぶっくぅさんの感想 · 2019年2月22日]

本当にハラハラしてあっという間に読み終えました。登場人物がどう絡んでくるのか、も楽しいワクワクでしたが最後の結末が、関西人の私的にはオチがついて笑える場面もあり。

[MOTOさんの感想 · 2015年6月29日]

リミットがあると、
人の緊張感は弥が上にも高まる。

しかも、
それが生死に関わる事となると尚更…

犯人は恐ろしい『化学兵器』を山の雪中に埋め、
「気温が上昇し、雪が解ければ
　＜品物＞は気化され、大勢の人間が死ぬ事になるぞ。」
と、脅迫してきたのだが、
なんとその直後に事故死。

関係者は
公には出来ない事情により、
少数精鋭で
この非常事態に挑むことになるのだが…。

雪山滑降するスピード感で
一気に読める面白さと、
ほど良い抜け感のバランスが絶妙。

最後の最後の一行まで
楽しませてくれる娯楽小説。

[松村直樹さんの感想 · 2020年12月16日]

息子いい仕事してる、、、

[kurumi23さんの感想 · 2019年10月15日]

K55が盗まれて雪山に埋められてスキーほぼできない栗林が探しに行く
犯人がすぐ死ぬの何で？ってなったし回収策が無謀すぎてどうなるのか気になってのイッキ読み
信用できない社員だらけの研究室
高野家のドラマと元々の根津千晶コンビ
折口弟どこへ逃げてったんやろ

前の白銀ジャックのドラマ版見てて根津さん役が渡辺謙だったと勘違いしたまま読んでたせいで阿部寛と渡辺謙のやりとりを最後まで想像してしまってた
読み終わってキャスト知りしっくりこず。でも映画みてみよう

[auraさんの感想 · 2019年9月4日]

根津 昇平
瀬利 千晶
栗林 和幸
栗林 秀人
山崎 育美
川端 健太
高野 裕紀
折口 栄治
折口 真奈美
東郷 雅臣
葛原 克也

[是木さんの感想 · 2018年2月25日]

大量殺人を引き起こす生物兵器の紛失という深刻な状況にもかかわらず、コメディのような軽いタッチで語られているため、生粋のミステリファンでも本格マニアでもない自分としては、大変読みやすく楽しめました。
「ロンドのようにクルクル二転三転する展開」・・・と言わせるまでが様式美ですかね？

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。