運び屋 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 70
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552040

作品紹介・あらすじ

奇妙な届け物を抱え東奔西走!運び屋のミステリアスな日常。一之瀬英二は「アフターサービスを大切に」をモットーにナマモノ以外なら何でも配達する運び屋だ。ワケありジュエリーケースを某宅のダイニングに、銃とロケットランチャーを港に、マカダミアナッツチョコレートを三人の男たちに-。謎多き依頼人、届け先で待ち受ける思いがけないドラマ、孤独な四十男・一之瀬のつぶやきをユーモアに満ちた筆致で描く連作ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 水沢さん、初読みです。一之瀬は、ナマモノ以外は中身が何だろうと運ぶ「運び屋」。中にはヤバイ物もあったりするけど、何なく運ぶ。一之瀬の完璧なる仕事っぷりがプライドを感じた。中々強烈な相方がたまに居たりしても、スタンスを貫くのが格好良かった。

  • 面白かった…!一之瀬さんとてもいいなぁ。すごくテンポがよくて読みやすいし、考えすぎちゃう(用心深い)キャラも素敵だし仕事内容もいい。アフターサービス素晴らしい!これぞエンターテイメント。面白かった!続きないのかなもっと読みたい。この続きで長編書いてほしいよう…!どうなるのー。はぁ、楽しかった。

  • ストイックなプロフェッショナルの話、好きです。
    伊坂幸太郎さんの死神や殺し屋とかに似たテイスト。

    すみれちゃんとか望月若頭とか、そそられる脇役も多くて楽しめる。

    長い話での続編希望。

  • 淡々とした雰囲気で、でもちょっと粋な感じもして、文章も読みやすかった。
    変に感情的でないところが、私には合う。
    望月さんもよかった。

  • 「アフターサービスを大切に」がモットーの運び屋一之瀬。ワケアリな依頼者たちからの難題も淡々とこなす姿がクールだった。その一方で副業や転職も考えるべきかと悩む姿も面白かった。まだまだ運び屋の仕事からは逃れられない終わり方で続編もあるのかな?

  • 2016.11.21読了

  • 期待しすぎた感が否めない。面白かったけど、ちょっと消化不良。

  • (収録作品)一之瀬英二の仕事(1)/一之瀬英二の用心/一之瀬英二の流儀/一之瀬英二の足元/一之瀬英二の憂鬱/一之瀬英二の仕事(2)

  • 挫折…

  • 運び屋の徒然。
    一流なのに、転職になやんだり。
    ゴーイングマイウェイな
    緩さも素敵。

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著者プロフィール

著者:水沢秋生(みずさわ あきお) 1974年、兵庫県神戸市生まれ。
出版社勤務などを経てフリーライターに。
2012年、第7回新潮エンターテインメント大賞を受賞した『ゴールデンラッキービートルの伝説』でデビュー。
青春の残酷さと美しさを描いた傑作『プラットホームの彼女』が話題となる。
主な著作は『運び屋』『わたしたちの、小さな家』『俺たちはそれを奇跡と呼ぶのかもしれない』など。

「2018年 『あの日、あの時、あの場所から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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