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- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408552439
感想・レビュー・書評
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反政府テロリストの「兵器」考案中に起きた殺人。相変わらず閉鎖空間の作り方はうまい。
誰が?なぜ?殺したのかという謎よりも、反政府活動の詳細やメンバーの考え方の描かれ方が興味深い。「組織」に属しているが故の考え方が鍵になるのはわかるが、動機は共感しづらいな。
でも、なんだかんだで楽しんで読んでしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
テロリストシリーズの第2弾。
個人的には石持浅海という作家は、中の中の上の作品を書く作家だと思っている。
決して傑作は多くないが、良作が多いという印象だ。
今回の作品もそれに違わず、中の中の上。
殺人の動機は、正直なにそれというレベルだが、オチはとても石持氏らしくてよい。