煽動者 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552439

感想・レビュー・書評

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  • 反政府テロリストの「兵器」考案中に起きた殺人。相変わらず閉鎖空間の作り方はうまい。
    誰が?なぜ?殺したのかという謎よりも、反政府活動の詳細やメンバーの考え方の描かれ方が興味深い。「組織」に属しているが故の考え方が鍵になるのはわかるが、動機は共感しづらいな。
    でも、なんだかんだで楽しんで読んでしまった。

  • テロリストシリーズの第2弾。

    個人的には石持浅海という作家は、中の中の上の作品を書く作家だと思っている。
    決して傑作は多くないが、良作が多いという印象だ。
    今回の作品もそれに違わず、中の中の上。
    殺人の動機は、正直なにそれというレベルだが、オチはとても石持氏らしくてよい。

著者プロフィール

1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第1弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が 「このミステリーがすごい!」第2位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』(祥伝社刊ノン・ノベル)。本作は『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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